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2022年2月13日のブックマーク (3件)

  • 梅津順一『ヴェーバーとフランクリン 神と富と公共善』|読書人WEB

    なぜ、を読むのか? Why do we need to read books なぜ、を読むのか?書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれたの中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の

  • 最後の角川春樹 伊藤彰彦著:東京新聞 TOKYO Web

    角川春樹という人には、そんなに思い入れはない。確かに、出版の世界から一九七〇年代後半に映画界に進出し、市川崑をはじめ、大林宣彦、森田芳光といった名匠巨匠の代表作を次々と世に放った功績は疑いようもない。高校のころ、テレビで流れていた「読んでから見るか、見てから読むか」のキャッチコピーは、今も耳に刻み込まれている。 だが評者が新聞社で映画担当になった九〇年代以降は、その威光にも影が差してきていたように思う。九三年には麻薬取締法違反などの容疑で逮捕され、有罪が確定。角川書店社長の座も追われた。 その程度の認識だったが、評者と同世代である著者の思いは桁違いに熱い。当人に関するあらゆる書物、すべての映画を調べ上げ、関係者に話を聞くなど準備を整えた上で、二年間のべ四十時間ものインタビューに臨んだ。書名に「最後の」とあるように、覚悟のほどが尋常ではない。 例えば映画の宣伝を出版と連動させたくだりで、映画

    最後の角川春樹 伊藤彰彦著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2022/02/13
    “「まつろわぬ」精神を失ったわけではないことは、こんな発言からもうかがえる。「私は生涯現役、生涯不良ですから、これからまだどうなるかわかりません(笑)」”。評:藤井克郎。毎日新聞出版。
  • 手づくりのアジール 「土着の知」が生まれるところ 青木真兵著:東京新聞 TOKYO Web

    著者の青木さんは在野の研究者で二〇一六年に奈良県の東吉野村に引っ越し、現在、自宅で「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を運営している。それまでは兵庫県で大学の非常勤講師や進学塾の講師を勤め、の海青子(みあこ)さんは図書館を休職中の身だった。都会の暮らしに限界を感じていたころ、東吉野村の村営シェアオフィスを訪れ、村を気に入り、何度か通っているうちに移住を決めた。

    手づくりのアジール 「土着の知」が生まれるところ 青木真兵著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2022/02/13
    「叱(しか)られてばかりいる子どもは、怒られないことを考えるようになり、自分が欲しいもの、やりたいことがわからなくなる。今の社会の息苦しさもそれと似ている」。評:荻原魚雷。晶文社。