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2022年3月6日のブックマーク (4件)

  • 佐々木チワワ『「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認』|読書人WEB

    なぜ、を読むのか? Why do we need to read books なぜ、を読むのか?書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれたの中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の

    hharunaga
    hharunaga 2022/03/06
    「〈不安定な思春期をSNSによるまなざしと他者からの評価におびえながら、それでも他者からの承認に飢えて彷徨う〉のも、ぴえん系の大きな特徴だと著者は言う」。評:土佐有明。扶桑社。
  • ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか 酒井隆史著:東京新聞 TOKYO Web

    ブルシット・ジョブ(BSJ)とは、「あってもなくてもクッソどうでもいいし、それどころか、なにかダメージをもたらすこともある」仕事のこと。 自分が取り組んでいる仕事の意義を必死にプレゼンする光景に時たま出くわす。自分がいなければこのプロジェクトは動かなかったし、自分の介入があってこそ、こうして形になったのだ、と。その手のマウンティング(優位性を示すこと)は四方八方で飛び交っている。自分に与えられているポストと仕事当に必要なのかと問われるのを嫌がり、自分自身で無意味だと自覚してしまうのを怖がる。 「たんに無目的であるだけではなくまた虚偽(falseness)でもあるということ」がBSJ論のポイント。「たのしんでいるかのような演技」が求められ、感情を動員しなければならないケースが数多くの仕事に存在している。来、効率的に仕事をする中でその演技は不要であるはずが、「虚偽」が求められてしまう。笑

    ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか 酒井隆史著:東京新聞 TOKYO Web
  • 言葉の複雑さ、理解を 『悪い言語哲学入門』 南山大人文学部准教授・和泉悠(いずみ・ゆう)さん(38):東京新聞 TOKYO Web

    書名からして含みがある。悪い言語を哲学するのか、悪玉の言語哲学があるのか、言語哲学の悪い入門なのか。「悪い」がどの語にかかっているようにも取れてしまい、言葉の複雑さを意識させられる。 書では特に悪口について、言語哲学の手法を通して「なぜ悪口は悪いのか」「なぜあの言葉は良くてこれはだめなのか」を考える。「哲学の中でも難しいと言われがちな言語哲学を、もっとアクセスしやすくできないかと考えた」。新しい知見を盛り込んだ教科書にもなるよう構成した。 文で<言語のダークサイドに立ち向かう際に、哲学が必ず役に立ちます>と説く和泉さん。言語哲学では、現象を科学的に捉える言語学的な分析が欠かせないが、哲学を加えることで、善悪や価値の判断にまで踏み込めるという。 悪口を成り立たせる要素はいろいろあるが「文字通りの意味と、発した目的や相手に理解された意味には大きなギャップがあることを分かっているだけでも違う

    言葉の複雑さ、理解を 『悪い言語哲学入門』 南山大人文学部准教授・和泉悠(いずみ・ゆう)さん(38):東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2022/03/06
    “本書では特に悪口について、言語哲学の手法を通して「なぜ悪口は悪いのか」「なぜあの言葉は良くてこれはだめなのか」を考える”。ちくま新書。
  • マッシモ・カッチャーリ『抑止する力 政治神学論』|月曜社

    hharunaga
    hharunaga 2022/03/06
    「エピメーテウス〔プロメーテウスの弟。妻は箱を開けたパンドーラー〕の時代」「永続的な危機の空間が開かれ…、休戦もなければ、いわんや講和もないまま、危機から危機へと間断なく移行がなされていく」