健康保険証とマイナンバーカードを一体化したマイナ保険証を巡り、医療現場が混乱を強いられている。資格確認システムの不備で保険加入者か確認できない例が続出しているが、そうした患者に窓口で求める医療費に関し、政府の対応マニュアルが「10割負担」から「3割負担」にひっそり変更され、対応に苦慮しているというのだ。(山田祐一郎)
健康保険証とマイナンバーカードを一体化したマイナ保険証を巡り、医療現場が混乱を強いられている。資格確認システムの不備で保険加入者か確認できない例が続出しているが、そうした患者に窓口で求める医療費に関し、政府の対応マニュアルが「10割負担」から「3割負担」にひっそり変更され、対応に苦慮しているというのだ。(山田祐一郎)
イギリス在住のブレイディみかこさんが『婦人公論』で連載している好評エッセイ「転がる珠玉のように」。Webオリジナルでお送りする35.5回は「世界の終わりとブレインフォグワンダーランド」。3回目のコロナにかかり、ようやく熱がさがったと思ったら思わぬ不調に悩まされることになり―― 谷川俊太郎さんの鋭い洞察 冬の終わりに3回目のコロナにかかった。高橋源一郎さんとリモートで対談した3月初めにようやく熱がさがったぐらいの状態だったので、「3度目です。もうプロです」と笑っていたのだったが、なんとそのときの動画を谷川俊太郎さんがご覧になったという。いま岩波書店の『図書』で谷川さんとの往復書簡を連載しているのだが、谷川さんからのお便りに、わたしがあんなに笑う人間だとは思わなかったと記されていた。あそこまで笑っていると深読みしたくなる、という実に鋭い洞察も添えて……。 さすがである。PCの前で、わたしはその
九〇年代から増えてきた「共生」という看板 星野 きょうは私の『食客論』の刊行記念イベントとして、山本圭さんにお越しいただきました。どうぞよろしくお願いします。 山本 お願いします。 星野 連載中から、山本さんとはぜひお話ししたいと思っていました。 私の本に出てくるいくつかの論点に関しては、これまでの山本さんのお仕事からけっこう影響を受けています。きょうは、とりわけ政治思想の観点から『食客論』について話をしていければと思っています。 食客、パラサイト、寄生というテーマに着目したそもそものきっかけは、第一章で取り上げた「共生」という言葉にありました。山本さんと私は同世代ですが、我々は大学生くらいのころから、この言葉をよく耳にしてきたんじゃないかと思うんです。日常的にもそうですが、とくに大学にいると、「共生○○」のようなプログラムや学科が急増していった時代に、学生として過ごしている。 私自身はと
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