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2024年6月9日のブックマーク (4件)

  • 【試し読み】エーコ『薔薇の名前』 知の巨人が仕掛けた世界の断片とは?!|慶應義塾大学出版会 Keio University Press

    記号論の大家ウンベルト・エーコによる大ベストセラー『薔薇の名前』。 そんな『薔薇の名前』に何度も挫折してしまう…。中世ヨーロッパの世界にリアリティがもてない…。書『世界を読み解く一冊の エーコ『薔薇の名前——迷宮をめぐる〈はてしない物語〉』は、担当編集のそんな悩みから始まったものでした。険しい山道を登るには、ガイドが必要です。その役を買って出てくれたのが、中世ヨーロッパ史の専門家である、著者の図師宣忠先生でした。政治情勢、修道院、異端審問、建築から、はては眼鏡に至るまで、『薔薇の名前』の前提知識となるディテールをつぶさに解説していきます。 このnoteページでは、そんな「ディテール」の一部である、「写字室と写」について紹介します。『薔薇の名前』での写字室は、有名な「笑い」に関する議論が繰り広げられたのを始めとして、何度も登場する重要な場所です。そこは、実際にはどんな空間だったのか、そ

    【試し読み】エーコ『薔薇の名前』 知の巨人が仕掛けた世界の断片とは?!|慶應義塾大学出版会 Keio University Press
    hharunaga
    hharunaga 2024/06/09
    “挿絵画家は写本の周縁部において、規範に対して抵抗したり、滑稽化したり、覆したり、転倒したりと、まさにホルヘによって批判された「さかさまの世界」が現出していた”。著:図師宣忠。
  • <書評>『ATTENTION SPAN(アテンション・スパン) デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク 著:東京新聞 TOKYO Web

    パソコンに向かって仕事をしていると、時に自分の集中力のなさに愕然(がくぜん)とする。すぐに疲れ、SNSなど楽なことへと逃げたくなる。どうにかならないものだろうかと長く思い続けてきた中で、書に出合った。 著者は人間の集中とデジタル機器の関係などについて長く研究してきた心理学者だ。著者自身、集中できないという問題を抱え、同僚もみな一様にそうらしいと知って、このテーマを研究するようになったという。デジタル機器に囲まれて生きる現代人が共通に抱える集中力の問題とはいかなるものか。その研究成果を書にまとめた。 第一の問題は、私たちが日々処理を迫られる情報やメッセージが多すぎることだ。加えて、各種通知が止めどなく届き、興味を持ちやすい情報が次々に提示される仕組みにさらされていることである。その結果、複数の仕事を同時にこなす「マルチタスク」に身を投じざるを得なくなり、またタスクの頻繁な中断を余儀なくさ

    <書評>『ATTENTION SPAN(アテンション・スパン) デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/06/09
    “集中力の蓄えである「認知リソース」の補充が重要であると強調する。…その上で、著者は言うのだ。私たちは生産性の増大よりも幸福の増大を目指すべきなのだと”
  • <書評>『資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか』橘木(たちばなき)俊詔 著:東京新聞 TOKYO Web

    なかなか大胆なタイトルである。著者はいわゆる「近代経済学」の流を歩んだ人で、その思想は穏健なリベラル派といっても過言ではない。資主義のさまざまな欠陥を一歩一歩改革し、よりよい体制に近づけようというリベラル色のある近代経済学の立場は、経済学史ではケインズの師匠であったマーシャル以来の正統派中の正統なのだが、ベルリンの壁の崩壊以降、市場原理主義的な言説が論壇を席巻し、「漸進主義」の立場が少数派扱いされるようになった。憂うべきことだ。 著者も、1990年代からわが国における経済格差の拡大という問題に取り組み、日の学界や論壇に警鐘を鳴らしてきたのだが、傘寿を超えて、その総決算というべき研究成果を一般の読者にも広く知ってもらいたいという意図で書を書いたのだろう。 サブタイトルにあるように、古典派から現代に至る欧米経済学の歩みの中での格差問題の取り扱いを概観した上で、ピケティ『21世紀の資

    <書評>『資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか』橘木(たちばなき)俊詔 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/06/09
    “かつて「1億総中流」と言われた日本でも、相対貧困率の高さや不十分な生活保護制度など、先進国の中でも非常に不名誉な数字が紹介されている”。評:根井雅弘。講談社現代新書。
  • 国連 イスラエルを「子ども権利を侵害した国」に指定 | NHK

    イスラエル軍によるガザ地区への攻撃で子どもの犠牲が増え続ける中、国連は、イスラエルを子どもの権利を著しく侵害した国のひとつに新たに指定したことを明らかにしました。これに対してイスラエルは、「イスラエル軍は世界で最も道徳的な軍隊だ」などと強く反発しています。 国連は、世界各地の武力紛争がもたらす子どもへの影響を調査し、報告書としてまとめていて、この中で、子どもの権利を著しく侵害した国を指定しリストにして公表しています。 去年の調査結果をまとめた最新の年次報告書は、今月中旬に公表される予定ですが、国連のデュジャリック報道官は7日の定例会見で、子どもの権利を著しく侵害した国のリストに新たにイスラエルを加えたとイスラエルの国連大使に電話で伝えたことを明らかにしました。 このリストには、内戦が続く中東のシリアやイエメンなどがあげられているほか、去年は、ウクライナに軍事侵攻を続けるロシアが加えられまし

    国連 イスラエルを「子ども権利を侵害した国」に指定 | NHK
    hharunaga
    hharunaga 2024/06/09
    “リストには…シリアやイエメンなどがあげられているほか、去年は、ウクライナに軍事侵攻を続けるロシアが加えられました。…ネタニヤフ首相は、声明で「…イスラエル軍は世界で最も道徳的な軍隊だ」と強く反発”