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ブックマーク / www.jstage.jst.go.jp (8)

  • セネカの哲学著作の構造と修辞 : 『怒りについて』を手がかりに(シンポジウム「セネカとその時代」)

    Online ISSN : 2424-1520 Print ISSN : 0447-9114 ISSN-L : 0447-9114

    hharunaga
    hharunaga 2024/05/24
    「Ira 1−2〔第1-2巻〕では,怒りが加害者側に破滅をもたらすことを強調し,その限りで効用に訴えたのに対して,ここ〔第3巻〕にあるのは死がもたらす絶対的な平等である」。文:兼利琢也。
  • キケローの哲学的著作とダンテ ─『饗宴』のモデルをめぐって─

    Benché la pubblicazione dei saggi di Bruno Nardi Dal «Convivio» alla «Commedia» abbia a lungo relegato il Convivio al ruolo di opera minore e intermedia utile all’interpretazione del Poema, oggi gli studiosi tornano a guardare quest’opera con rinnovata attenzione e ad interrogarsi sul progetto che l’ha portata alla luce. In questa direzione si muove anche la presente indagine, volta ad individuare

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    hharunaga 2023/10/18
    キケロー『国家について』の最終巻のエピソード「スキーピオーの夢」は、ダンテ『饗宴』の参照元の一つであるとともに、『神曲』天国篇のモデルの一つとも考えられるという。文:星野倫。
  • 時間と無 : 文化間の対話におけるカルロ・ミケルシュテッターの思想

    稿は三部から成る。第一部は、Introduzione bio-bibliograficaとし、カルロ・ミケルシュテッターの生涯と著作について、短くとも出来る限り情報量を損なわないように略述することを試みた。まず生まれ育った環境-ユダヤ系家庭、ゴリツィアの典型的な中央ヨーロッパ文化社会、ドイツ系の学校教育そして、特に後世のミケルシュテッターに非常に大きな役割を果たしたゴリツィアでの友人関係についてまとめた。次に、彼が大学時代を過ごし、著作を著し、自ら命を絶つまでの短い生涯の最後の期間を過ごしたフィレンツェでの生活について記した。最後に、死後の彼の思想の受容について、パピーニの新聞記事とジェンティーレの批判をはじめ、カピティーニのPersuasioneの解釈、カッチャーリ、マグリスなどの著作の影響で、80年代から現在まで続くミケルシュテッターの思想の再発見と再評価の概要について述べた。第二部

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    hharunaga 2023/09/06
    要旨が日本語で読める。主著は『説得と修辞』(?)で、ギリシア哲学の「弁論術」(レトリック)から「説得(納得)」という言葉を取り出し、独自の対概念を作ったようだ。文:エンリコ・フォンガロ。
  • カフカ『失踪者』における「旅」のイメージ

    In ihrem Essay Questions of travel: Postmodern discourses of displacement (1996) kritisierte Caren Kaplan die Polarisierung von „tourism“ und „exile“ in der Forschung, in der ein einsamer, entfremdeter Emigrant zur idealen Künstlerfigur der literarischen Moderne stilisiert wird, während die Reisen der Touristen in der modernen Gesellschaft als blbanale, kapitalistische Vergnügungen abgewertet w

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    hharunaga 2023/02/21
    “彼はうまく移住者になりきれず,中途半端に旅行者でありつづける〔…〕。〔…〕想像の中で「アメリカ」の社会を再構築することで,カフカは移住者カール・ロスマンの居場所を周到になくしていった”。文:川島隆。
  • 社会(科)学の啓蒙的な論調について

    社会(科)学の使命の一つは,システムや構造の分析であろう.システ ムや構造は,個人の意見や行動の集積以上のものである.そして,システ ムや構造は,各種の問題を作り出しては,個人の意見や行動を掻き立てる ものでもある. しかも,システムや構造は,個人の意見や行動を「民主主 義」によって掻き立て「熟議」を通して特定の解決へと縮減させるもの でもある. 論考は, このようなシステムや構造に目を向けている三つの文献,す なわち,開沼博『フクシマの正義』,松三和夫『知の失敗と社会』,宇野 重規・田村哲樹・山崎望『デモクラシーの擁護』を検討する. 論考は,それら三つの文献が,再帰的近代化論とリスク社会論のフレー ムによって規定されることを示す.そして,そこにテクノクラシーとデモ クラシーの相補性があることを確認し,それは何らかの閉じた回路をなし ていることを示唆する. ただし,論考はその閉じた

    hharunaga
    hharunaga 2022/10/07
    “(開沼博によれば)「日本の変わらなさ」を支えているものは,「後出しじゃんけん」で「こんな悪いことがある,変えなければいけない」と騒いで…きた社会運動的なもの….しかし,本当だろうか”。文:小泉義之。
  • ジョルダーノ・ブルーノ著, 『英雄的狂気』, エウジェニオ・カノーネ編(論文・新刊紹介)

    Online ISSN : 2424-1164 Print ISSN : 0520-0962 ISSN-L : 0520-0962

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    hharunaga 2022/07/23
    “ブルーノの語る「狂気」とは、葛藤を動力にして探求しつづける人間に内在的な知性のありようであって、神的なものの降臨でもなければ理性の機能不全でもないことが浮き彫りに”(岡本源太)
  • パゾリーニの『不良少年たち』 : 生と死と聖性について

    Questo articolo tenta di chiarire una disposizione mentale importante di Piero Paolo Pasolini attraverso un'analisi di Ragazzi di vita, il suo primo romanzo pubblicato nel 1955. L'immagine della sporcizia costantemente presente nell'opera costituisce l'oggetto principale di questo studio. Pasolini descrive spesso delle vedute delle borgate di Roma piene di immondezze, vedute che non solo descrivon

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    hharunaga 2022/02/19
    文:村瀬有司。ちなみに、この小説は直訳っぽいタイトル『生命(いのち)ある若者』で翻訳されているが、原題の"Ragazzi di vita"は「ごろつき、不良」といった意味の慣用句だという。
  • ヴェルガの<成熟期における詩学と思想>素描

    Questo articolo vuol essere un tentativo per fissare la fase letteraria e ideologica della maturita artistica del Verga, in cui l'A. cerca di ricostruire l'atmosfera intellettuale del tempo per dare un' interpretazione sincronica delle prefazioni dell' Amante di Gramigna e I Malavoglia. Il primo lavoro dell' A, e analizzare cio che significa come teoria della letteratura la prefazione dell' Amante

    hharunaga
    hharunaga 2018/10/21
    “《作品のなかに姿を消す》ことを理想とする、言いかえれば、作品によってのみ生きることを宣言した「没個性」の詩学は、(ジョヴァンニ・)ヴェルガの…すべてを集約するもの”(北川忠紀)
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