2023年3月に発売された『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』(以下、『パラノマサイト』)の評判がとにかくよい。Steamやメタスコアの評価はもちろんのこと、発売後も継続的にその評判が広がっている。 具体的にどのようなレビューがついているかというと、「退屈させない工夫に満ちた良作」「レビューなんて読んでないでさっさと買ったほうがいい」「おじさんがかわいい」など、高評価なものばかり。
買いたいのに買えない謎解きゲーム『人の財布』年内最後の販売が4/16に開始! 現在6ヵ月待ちで、今回を逃すと2025年までお預け 「視覚障害者もビデオゲームで遊んでいる」と聞くと驚くだろうか。 まだまだ多様な人たちが社会参加しているとは言えない日本では、視覚障害者がパソコンやスマホを使いこなして生活し、仕事をしていることはあまり認知されていないように思う。 「視覚障害者=点字を読む」というイメージが強いが、実は視覚障害者の半数は点字を読めないと云われている。生まれ持って視覚に障害がある人よりも中途で視覚障害を得る人が多いのだが、大人になってからだと点字を習得するのは難しいからだ。 となると主な情報収集は耳になるわけで、パソコンやスマホも、視覚障害者にとっては大事な情報源だ。こうした電子機器を使いこなすというのも、晴眼者にはなかなか想像しづらい。 どうやって画面を使わずにパソコンやスマホを使
ゲーム内容と関係ない「ピンを引き抜くパズル広告」、イギリスの広告審査機構が禁止を通告。『ガーデンスケイプ』のメーカーに対して ゲーム開発会社Playrixが開発する『ガーデンスケイプ』と『ホームスケイプ』の広告に対し、イギリスの広告基準協議会(ASA)は「誤解を招く」として表示を禁止する判断を下した。現地メディアBBCが報じている。ASAは日本における日本広告審査機構(JARO)に当たる団体で、英国の広告分野における独立規制機関だ。 これらの広告は、特定の順番でピンを引き抜いてキャラクターを助けるパズルゲームを示唆する内容となっており、日本でもさまざまなアプリ上で見ることができる。主要なゲーム内容とは異なるため、広告とのゲームプレイの乖離がたびたび話題になっていた。 (画像はBBCより) 『ガーデンスケイプ』と『ホームスケイプ』は、3つ以上の同じジェムを組み合わせて消去する「マッチ3」と呼
こんにちは。ヨッピーです。 メガドライブミニが発売されて往年のセガファンの人々が歓喜に満ち溢れてますね。 【「メガドライブミニ」発売まであと1日!!】 立派に実った「メガドライブミニ」の出荷が最盛期を迎えました。#メガドラミニ pic.twitter.com/uzwEvvcoR3 — セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) September 18, 2019 メガドラタワーミニを分解すると中に基板を印刷した紙が。せがはばかなの? #メガドラミニ pic.twitter.com/3ifC1uWBxV — TOYBALL FACTORY (@NOB_toyball) September 19, 2019 なんか初代メガドライブの箱の 写真部分にメガドライブミニが ピッタリ乗る・・ まさか当時からこの計画を!?#メガドライブ#メガドライブミニ pic.twitter.com/
映画版『名探偵ピカチュウ』本編映像が違法投稿?…1時間42分にわたりピカチュウがダンスするだけの「公式リーク風釣りPR」だった 日本では2019年5月3日より上映されている映画『名探偵ピカチュウ』。北米での公開予定日は5月10日となっており、海の向こうのポケモンファンたちも期待に胸を膨らませている。しかしそんな最中、「名探偵ピカチュウ:本編映像」(POKÉMON Detective Pikachu: Full Picture)と題された映像がYouTubeで公開されてしまった。 最初の1分あたりまでは本編の映像が見れるため、「まさか映画本編が公開される前に、海賊版が出てしまったのか?」と思いそうになるだろう。だが、安心してしばらく見ていて欲しい。実はこの映像、1時間42分も名探偵ピカチュウが愛らしくダンスをするだけのものなのだから。 始めこそリークかと思わせるこの映像、どうやら映画『名探偵
恐らく「子育てゲームかな?」、「着せ替え人形みたいなゲームでは?」などと見当を付けたのではないかと思います。 はい、そうした予測は正しいですね。ただ一点、この子供が“ナチスドイツ兵士の子供”という点を除けば、ですが。 この『My Child Lebensborn』は、欧州各地に実際にナチスドイツが設置した「レーベンスボルン」と呼ばれる福祉施設で生まれた孤児を、プレイヤーが養子として引き取り、育てるゲームです。 舞台は戦後間もないノルウェー。戦時中にナチスドイツにより支配された過去によって、国中がナチスドイツに関係するすべてに強い嫌悪感を抱いていた時代です。 そんななか、ナチス党員とノルウェー女性を交配させるための施設であったレーベンスボルンはとくに嫌悪され、そこで生まれた子供もほぼ例外なく迫害されました。 レーベンスボルンで生まれた子供の洗礼の様子 ※レーベンスボルン……1930年代から、
(画像はニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ|任天堂、NEOGEO mini | SNKのスクリーンショット) 「2018年9月にはNintendo Switch Onlineでファミコンゲームがプレイできたりと、近年“過去のゲームを現行ハードでプレイできる”ムーブメントになっていますが、ゲーム文化の保存・継承という意味でも大切なことですよね」──そう語るのは、「エムツー」の代表を務める堀井直樹氏だ。 その堀井氏率いるエムツー自身が、“過去作を現行機でプレイできる”という動きを、さらに加速させているといえるだろう。 というのもエムツーという会社は、クラシックゲームの“移植”に長けた職人集団だからだ。 最近ではNintendo Switch版『聖剣伝説コレクション』や『SEGA AGES』の開発などを手がけたが、オリジナル版の操作感・遊び心地をそのまま移植することを第一に心
任天堂オマージュのネット文化を逆手に取って再構築──『スプラトゥーン2 オクト・エキスパンション』に見る“ヴェイパーウェイヴ”との関係性 2018年6月14日、Nintendo Switchで人気のアクションゲーム、『スプラトゥーン2』のダウンロードコンテンツとして公開された『オクト・エキスパンション』(以下、『オクト』)。 「スプラトゥーン2」の有料追加ダウンロードコンテンツ、「オクト・エキスパンション」の配信が開始された! タコの主人公「No.10008」、通称「8号」が、アタリメ司令やテンタクルズの助けを借りて、謎の実験施設からの脱出を図る。 80以上のチャレンジを乗り越え、地上を目指せ! pic.twitter.com/3xIteFUV37 — Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) June 14, 2018 難度、ストーリー、音楽ともに高い評価を博してい
4月20日に発売され、レビュー集積サイト『Metacrtic』にて2018年最高の評価を獲得した『God of War』。だが同作が発売される以前まで、平均レビュースコア1位の座にいたインディーゲームをご存知だろうか? そのタイトルの名は、2018年1月25日にリリースされたMatt Make Games開発による『Celeste』。 (画像はCeleste公式サイトより) 記事執筆時点では、Xbox One版が『God of War』と同じく平均レビュースコア94点、Nintendo Switch版が92点、PS4版が91点、PC版が88点を記録。Xbox One版はレビュー数が少ないという点もあるが、それ以外のバージョンのスコアは平均して高い。 レビュー数30以上のNintendo Switch版に関しては、『ベヨネッタ2』やPS4版『ワンダと巨像』、『モンスターハンター:ワールド』を
『巨人のドシン』は「創造」と「破壊」、そして『大魔神』への憧れを自分の中で整理した作品 「作る」と「遊ぶ」が渾然となったゲーム。これが『巨人のドシン』の最初の構想だ。 周囲の人たちには具体的なイメージが湧くように、『ポピュラス』の地形編集のダイナミズムを『スーパーマリオ64』のように直感的に行うことができるものを作りたい、と説明していた。 (画像は巨人のドシン|ドシンの生活を見てみよう1より) 同時に、「砂場遊び」も念頭にあった。砂場で人は山や城などのオブジェクトを作る。 そしてその後、作ったものを豪快に破壊することがある。 自分の体験を振り返ってみると、破壊のカタルシスを最大限のものにするために、より凝ったものを作るという倒錯があった。 「作る」と「遊ぶ」をひとつにするのと同様に、「創造」と「破壊」という背反するようにも思える要素を等しく価値づけするゲームにしようと思った。 また『大魔神
さる8月末から9月月初、神奈川・パシフィコ横浜にてゲーム開発者のためのカンファレンス「CEDEC 2017」が開催された。 ゲーム業界に携わる、あらゆる立場の人々がさまざまな講演(セッション)を行うこのイベントに際して、電ファミ編集部は連載「なんでゲームは面白い?」の執筆でおなじみ、hamatsu氏(@hamatsu)に興味を持ったセッションについてのレポートを依頼した。 CEDEC2017の会場となったパシフィコ横浜 すると、氏からはじめに届いた原稿は……なんと特定の講演に関わるものではなく、「任天堂のメディア発信」の歴史を考察するという、興味深い内容のものだった。 というのも、講演レポの前に、その歴史と意図についての考察がなければ、今回CEDECの目玉とも言える、あの任天堂の伝説的な8講演の意義が見えないからだという。さて、その内容やいかに……?(編集部)
腕をさすりながらさっそくビルの中に入り、暖かい応接室に通される。すると、目の前には大きなディスプレイ。その前にちょこんと置かれているのは、リモコンのような形のゲーム機。それは明らかに3月3日発売の話題のゲーム機Nintendo Switchだ。そしてSwitchに差し込まれていたのは、あの話題の新作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』――。 そう、ここは京都にある任天堂本社の応接室である。今回、ゲームの企画書で「ゼルダの伝説」シリーズを取り上げるにあたり、なんと取材前に我々は、1ヶ月後に発売を控える新作ゼルダのプレイをいち早く許可されたのだった! さて、今回そんな新作を含む「ゼルダ」シリーズを聞くのは、『時のオカリナ』以降のシリーズに大きく関わり、その“生みの親”とも言える宮本茂氏から引き継ぐ形で、近作のプロデューサーを務めてきた青沼英二氏だ。一方、その対談相手を務めるのは、やはり
みなさん、はじめまして。放送作家をやっております岐部昌幸と申します。 私が、フジテレビCSのゲームバラエティ「ゲームセンターCX」を担当していることもあり、電ファミニコゲーマー編集部から「ゲームに関する新企画、ナニかやりませんか?」というお誘いを頂いたのがコトの始まり。 なんか楽しそうなんで「了解でーす!」と二つ返事で引き受けたものの、実際にサイトを覗いてみると、その本気度にマウスを握る手がガタガタと震え出した。 ゲーム界のレジェンドたちが、しかも豪華なカップリングで、ファン垂涎のお宝話をこれでもかと披露されているではないか! 正直参った……。三流放送作家が出る幕ではない。 ファミコン全盛の小学生時代に、クラスで1人だけ「SG-1000」を持っていたときくらいの場違い感が蘇る。 ……なんでボクのゲーム機だけ、コントローラーが縦なの? ……ソフトのパッケージが劇画タッチなの? ……ねぇ、お母
日本のコーエーテクモゲームス(当時 光栄)が初の歴史シミュレーションゲーム『川中島の合戦』を発売したのはいつか? ――正解は、1981年である。 そのときには、まだパソコンでゲームをする文化自体が相当にマイナーな楽しみに過ぎなかった。有名なパソコン版の『シヴィライゼーション』が発売されたのでさえ、ずっと後のことである。しかし、そのゲームは、紡績業を営んでいた光栄という会社が大きく業態を変えていく転換点になるほどの話題を日本で獲得した。 その2年後、彼らは『信長の野望』という大人気歴史シミュレーションゲームを生み出した。コーエーテクモホールディングス社長・襟川陽一氏ことシブサワ・コウは、それをRPGや司馬遼太郎の小説をヒントに作り上げたという。我々の遊んできたこうした『信長の野望』などの歴史シミュレーションゲームは、実はコンピュータゲーム史にほとんど忽然と登場したゲームに近い。 『ファミコン
「ゼビウス」がなければ「ポケモン」は生まれなかった!?———遠藤雅伸、田尻智、杉森建がその魅力を鼎談。ゲームの歴史を紐解く連載シリーズ「ゲームの企画書」第一回 「ファミリーコンピュータ」が発売されてから30年以上、『スペースインベーダー』から数えると、いわゆるコンピュータゲーム市場なるものが産業として産声を上げてから、実に35年以上の月日が経過している。 一時期は、文字通り世界を席巻した日本のゲーム産業。しかし、スマートフォンの台頭や、あらゆる分野がグローバル化の波に飲み込まれるなかで、「日本のゲーム」も、徐々にその影響力を低下させつつあるのは、今さら指摘するまでもない。 大規模化、高度化するゲーム開発環境に、次々と台頭する新興ゲームメーカー。そんな中にあって、日本のゲーム産業の進むべき道、取るべきポジションはどのようなものになっていくのだろうか。 この連載「ゲームの企画書」は、ゲーム史に
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