※本記事は11月5日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。 面白い主人公をつくるためのポイントは? 澤本:「面白い主人公をつくる」ためには、どういうところがポイントになるんですか? 佐渡島:重要なのは「記憶に残る」ということです。記憶に残る人って、実は少ないと思うんです。いいマンガのキャラクターにはあだ名がありますよね。 澤本:確かにありますね。 佐渡島:『君の名は。』が流行りましたけど、あれにはキャラクターがいなくて、設定が面白いんだと思ってるんです。パロディがたくさんつくられていますが、登場人物がトランプとヒラリーになっていたりしますよね。つまり、「設定もの」はパロディが生まれるときに違う主人公が来るんですよ。 それに比べて「キャラクターもの」、たとえば『スラムダンク』の桜木ってすごい強力なキャラクターじゃないですか。これでパロディをやろうと思ったら、桜木が違うスポーツをするなど