安倍政権は「女性活躍」を掲げているのに、肝心の国会で議員の「男女均等」の取り組みは遅々として進んでいない。10月の衆院選で当選し国政に飛び込んだ新人議員の目に、今の国会のありようはどう映るのか。4人の女性議員がざっくばらんに語り合った。司会は佐藤千矢子政治部長。(4日・毎日新聞東京本社で) 両立モデル実践を 西岡氏 / クオータ制に課題 森氏 ――衆院選では前回より2人多い47人の女性が当選しましたが、割合は10.1%で、国際的に大きく後れをとっています。政治分野の現状をどう考えますか。 国光文乃氏(自民党・38歳) 下院の女性議員の割合は世界平均で23%(2016年)ぐらいだと思いますが、日本は半分以下。非常に憂えるべき状況です。国会議員というのは働き方の多様性に欠ける仕事で、長時間労働の傾向が強い。保育や介護の受け皿が十分でないこともあって、こういう状況になっているのかなと思います。た