気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「変わらなくっちゃ!」 もう10年ほど前になるだろうか。イチロー選手が日産自動車のテレビCMで言ったセリフだ。結局、言葉通りに日産は変われなくて、その後に外国からCEO(最高経営責任者)を招いて、ようやく変わることができた。変わること、変えることは難しい。しかし、変わらなければ組織や社会は、回復も進歩もしない場合が多い。 イチロー選手がこのテレビCMに出演していた頃、私は東京大学も「変わらなくっちゃ!」と、2つの具体的な提案を学内広報誌に寄稿した。 現代にそぐわない閉門時刻 1つは、大学の閉門時刻の延長である。 最近まで東大では、夕方6時に大きな門が閉められ、小さな門は夜12時に閉じられていた。研究や学生とのコンパが長引くと帰りは終電になって
日本を誤らせるのは誰か!?辣腕政治家として知られた政界の達人が教える日本の今。講談社MouRaの『直言』も、いよいよ最後となった。およそ1年間、直言に名を借りて言いたいことを言ってきたが、ご迷惑をかけたり、ご無礼もあったと思う。そこで最終回は、画期的文明論で幕を閉じたい。 小泉純一郎という政治家の最大の功績(悪政)を、逆説的に言うならば、「格差があって何が悪いか」という発言である。今年の通常国会冒頭でのことだった。小泉政治5年間の評価であるが、米国の過激な市場万能主義を日本に強要し、権力とインサイダー関係にある超金持ちの「勝ち組」を人口の0.1%に作りあげた。これを「上離れ」という。 一方で、「底抜け」という「負け組」を政策的に作りあげた。大企業のリストラ、中小企業の倒産などにより、収入減で人並みの生活ができなくなった人達の急増である。20代の失業率は12年前の3.7%から9.3%にな
藤岡琢也(75)が肺炎で降板というアクシデントでも、第8シリーズ初回(6日放送)で平均視聴率20%を突破したTBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(脚本・橋田寿賀子氏、木曜午後9時)。おなじみの女同士の葛藤に加え、東大生になった眞(しん)=えなりかずき(21)=の青春模様も重要な見どころだが、そのキャンパスライフとは…。 ドラマで眞は東大の経済学部2年生という設定。現実の東大では本郷キャンパスの経済学部に籍を置くのは3年生以上で、同学部進学予定の1・2年生は駒場キャンパスの教養学部文科II類なのだが、それはともかく、新シリーズの冒頭で眞は有頂天気味にこう語り、父の勇=角野卓造(57)=を激怒させた。 「1年通ってみて、東大だからってどうってことないってわかった。東大で、肩書が力あるのは家庭教師の口には困らないってことぐらいでさ」 眞は第2回以降、ガールフレンドの同級生、杏子=渋谷飛鳥(17)
ITを活用した教育を実践するための新施設が2007年11月、東京大学に新設される。海外の大学と遠隔授業が行えるシアター型教室やTablet PCを備え付けた教室などを配置する計画だ。 新施設は「情報学環・福武ホール」で、本郷キャンパス(東京都文京区)に建設する。建築家の安藤忠雄氏が設計し、地上2階、地下2階、延べ床面積は3750平方メートル。資金はベネッセコーポレーションの福武總一朗会長が、同大学院情報学環・学際情報学府に寄付した16億5000万円を活用する。 海外の授業映像をリアルタイムで投影できるシアター型の教室のほか、eラーニング用の映像・音声教材を収録できるスタジオ型教室を設置予定。マイクロソフトの寄附講座と連携し、Tablet PCを備えた教室も作る計画だ。 ベネッセは情報学環に寄附講座「ベネッセ先端教育技術学講座」を持っているほか、東大の福武直名誉教授が福武会長の遠縁にあたると
90年代以降、わが国の会社法もすでに多くの防衛策は商法上可能となっており、適切な防衛策については平時に導入しそれを開示することがまず出発点となる。さらに、過剰でない適切な防衛策かどうかは企業価値の増加に資するかどうかを判断の軸とすべきであり、企業価値を毀損する恐れのあるM&Aに対して集中的に働くように設計されているかなどが重要な要素となる。 1 今年の前半の経済界の最大の話題のひとつは、敵対的買収とその防衛をめぐるものであった。まず、ライブドアが、フジテレビの親会社に当たるニッポン放送の株式を取得し、さらに買収の意向を表明した。これに対して、フジテレビ側は、既存株主に対する新株発行で対抗しようとし、世論で賛否両論が湧き上がるとともに、司法の場に持ち込まれた。 新株発行は裁判により否定されたものの、その後のホワイトナイトの出現などを経て、ライブドアはフジテレビに、取得したニッポン放送の株式を
証券取引所のシステム障害や、個人情報の漏洩事件/事故が社会問題化するなか、東京大学が新しいタイプの専門家の育成に乗り出す。同大学の大学院学際情報学府は来年4月、情報分析やリスク分析の専門家を育成する「総合分析情報学コース」を設立する。大量のデジタル情報を分析し、問題を発見したり解決策を見いだせる人材の育成を狙う。 育成する人材のイメージは幅広い。CIOとして企業や公共機関のビジネス戦略や政策を立案する人材や、大規模システムの障害を早期に発見するアナリスト、研究者を育成する。 この新コースを提案したのは、「TRON」提唱者であり、現在ユビキタス・コンピューティングの研究や実用化を推進している坂村健 東大大学院情報学環教授。坂村教授は「海外では、情報分析の専門家が当然のように育成されている。一方、日本では教育の必要性は認められながらも、実行には移されていなかった」とした上で、「あらためて社会的
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