(財)国土技術研究センターの東京都ICタグ実証実験事務局は10日、東京・上野恩賜公園および恩賜上野動物園内で10月13日から実施している“東京ユビキタス計画・上野まちナビ実験”に関連したシンポジウムを開催した。 上野まちナビ実験は、上野公園や上野動物園内の主要ポイントに無線ICタグを埋め込み、YRPユビキタス研究所が開発したTRONベースの携帯情報端末“ユビキタスコミュニケータ”(UC)を使って、道案内や動物の紹介といった情報を提供するもの。国土交通省の“自律支援プロジェクト”と連携するほか、東京都も実験に参加している。 シンポジウムの基調講演では、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所所長で、東京大学大学院情報学環・副学環長・教授の坂村健(さかむら けん)氏が講演した。坂村氏は講演で“ユビキタスコンピューティングとは何か”、“ユビキタスコンピューティング街づくりにどう応用できるか”の2
前回、「『祭り』が起こる原因は、あくまで祭られた側にある」という、当り前過ぎて書くのも気恥ずかくなるような事柄を記した。 しかし、特に一般の個人が「祭り」で受けるダメージの大きさを考えた時、それを「自業自得」のひとことで切り捨ててしまっていいのだろうか? といった疑問も生じる。 ということで、今回は「祭っている側」について触れてみたい。 では、いったい「祭って」いるのは誰で、その目的は何なのか? 一般的な了解として、「祭って」いるのは「2ちゃんねらー」ということになるだろう。この言葉自体は、すでに一般用語として定着している感があり、筆者も便宜的に使ってしまっている。 では、「2ちゃんねらー」とは誰のことか? もしくは何を指すのか? 「wikipedia」には、以下のように記されている。 1. 2ちゃんねるの常連ユーザー 2. 2ちゃんねるから生まれた独自の新語やAAを駆使する者をいう
証券取引所のシステム障害や、個人情報の漏洩事件/事故が社会問題化するなか、東京大学が新しいタイプの専門家の育成に乗り出す。同大学の大学院学際情報学府は来年4月、情報分析やリスク分析の専門家を育成する「総合分析情報学コース」を設立する。大量のデジタル情報を分析し、問題を発見したり解決策を見いだせる人材の育成を狙う。 育成する人材のイメージは幅広い。CIOとして企業や公共機関のビジネス戦略や政策を立案する人材や、大規模システムの障害を早期に発見するアナリスト、研究者を育成する。 この新コースを提案したのは、「TRON」提唱者であり、現在ユビキタス・コンピューティングの研究や実用化を推進している坂村健 東大大学院情報学環教授。坂村教授は「海外では、情報分析の専門家が当然のように育成されている。一方、日本では教育の必要性は認められながらも、実行には移されていなかった」とした上で、「あらためて社会的
山崎秀夫(やまざき・ひでお) 野村総合研究所上席研究員 野村総合研究所システムコンサルティング事業本部社会ITマネジメントコンサルティング部上席研究員。専門は情報組織論、コミュニティ・マーケティング。経営コンサルタント、ITコンサルタント、日本ナレッジマネジメント学会専務理事。主な著書に『ソーシャル・ネットワーク・マーケティング』(ソフトバンクビジネス)。会計監査院のCIO補佐官も務める。 2005年12月から、総務省が東京都千代田区と新潟県長岡市で地域SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の実証実験をはじめます。熊本県八代市では「ごろっとやっちろ」という地域SNSを開設しています。都会では希薄になったコミュニティの再生を、地方では地域活性化のきっかけをつくり出すのが狙いです。総務省では、行政情報や災害情報などをやりとりする場としても期待しているようです。 従来のネットワークコミュニ
「誰もが安心して書き込める『まちBBS』を作りたかった」――熊本県八代市が自治体として国内で始めてSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)を取り入れた背景には、こんな思いがあった。 八代市のコミュニティーサイト「ごろっとやっちろ」は、市民同士が安心して情報交換できる場を目指して2003年4月にオープン。利用は一時落ち込んだが、昨年12月にSNS化して以来一気に盛り返した。ユーザー数は現在約1500人で、うち約8割が八代市民。市の人口は約14万人だから、約1%弱が利用している計算だ。 自治体が運営するコミュニティーサイトといえば「行政と住民の距離を縮める」「ネットで市民の声を吸い上げる」といった目的が語られがちだが、ごろっとやっちろは、市から何かを問いかけることもなければ、住民のコミュニケーションに市が介入することもない。「市民の方々に“馴れ合って”もらいたいんです」と、開発した八代市情報
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