ITガバナンス・シンポジウム2006 「IT新改革戦略」後の電子政府はどこへ向かうのか 全体最適に向け、新設のGPMO組織の役割が重大に ■ITガバナンス・シンポジウム2006「ITガバナンスとIT新改革戦略」が、5月25日東京・赤坂のホテルニューオータニで開催された。今年1月に新しくIT新改革戦略が策定され、4月に電子政府のシステム構築を統括するGPMO(ガバメント・プログラム・マネジメント・オフィス)として内閣官房IT担当室内に「電子政府推進管理室」が設置されたばかりのタイミングだけに高い関心を集め、会場には政府・自治体の情報政策担当者も数多く詰め掛けた。 まず、基調講演では、GPMO組織の創設を強く推進した平井たくや内閣府大臣政務官/衆議院議員が今後の政府のIT推進についての展望を語った。パネルディスカッションでは、政府のITガバナンス実現に向けて中心的な役割を果たす内閣官房電子政府