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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/natsume (2)

  • 備忘録2 江戸時代のコマ割表現:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    上図 平瀬輔世(ほせいorすけよ)『天狗通』(1779(安永8)年) 手のやり方を解説したこの図は、偶然上野演芸場に置いてあった手品(手)の伝授のコレクターによるパンフレットで見つけたもの。資料としては藤山新太郎『手のはなし 失われた日の奇術』(新潮選書 2209年 149~157p ※このには図版がない)。 下図 歌川貞房画 吉田屋文三郎『けんしなん』江戸後期 こちらは学生の持っていた古書パンフレットから。ジャンケン的遊びのハウツーみたい。 つまり、江戸期のHow Toには、こうしたコマ割り表現がけっこうあったようなのだ。上図『天狗通』を初めて見たときは当にびっくりした。 コマを大小に割り、アップを含む画像の切り取りを行い、非常に近い時間幅の時間分節に沿って効率的に構成されている。形式的には現在のマンガのコマ割りとかなり近い。下図『けんしなん』のほうもアップの分節になっ

    備忘録2 江戸時代のコマ割表現:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 諫山創『進撃の巨人』1~2:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    京都の集中講義後、事会から帰る途中で書店に入った。増田のぞみさん、泉信行(イズミノ・ウユキ)さんと一緒だったが、泉さんが薦めてくれたのが諫山創『進撃の巨人』1~2巻(講談社)で、その日、京都のホテルであっというまに読んだ。 東京に帰ってからヤマダトモコさんが発表してくれた自主ゼミがあり、そこに参加してくれた金田淳子さんが、ゼミ後の事会のときに強くオススメしたのが、やはり同作品だった。 間違いなく面白いマンガである。客家の住居みたいな、高い塀に囲まれた都市にかろうじて生存する人類と、彼らをう謎の巨人たち。閉塞した中で長い時代を過ごしてきた人類を中心に描かれ、謎の巨人はみななぜか男性型で、大小がある(へんに顔のでかい巨人がおかしい)。彼らと絶望的な戦いを強いられる人類の兵器は、これも奇妙な現実感のレベルで設定され、要するに巨人によじ登って、首の後部をそぎ落とす他殺すことができない。 この

    諫山創『進撃の巨人』1~2:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    hidematu
    hidematu 2010/08/09
    はっきり言って絵が洗練されていない。でも、それが初期の高橋留美子を連想させる。内容は面白い。レッドオーシャンの漫画界でこれと似た作品が思いつかない。
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