福岡県久留米市城島町で7月5日に開かれる城島エツ祭りの実行委が、筑後川水系でしか取れないとされる珍魚「エツ」を使った「城島エツバーガー」を開発した。 祭りから販売を始める。 同町でパン屋を営む中川哲男さん(64)が完成させた。エツの骨を粉末にして混ぜたパンの間に、身を細かく刻んでシイタケ、ゴボウなどを混ぜたハンバーグとレタス、アボカドなどを挟んだ。パテにはエツ特有のコリコリとした食感が残り、酸味のきいたタルタルソースでさっぱりとした味付けになっている。 24日、実行委のメンバーが市役所に持参した。試食した江藤守国市長は「刺し身とはひと味違ってはいるが、エツがパンと合っている。久留米の新たな名物になりそう」とご満悦。中川さんは「市長のお墨付きを得られて良かった。当日は多くの人に食べてほしい」と期待を寄せていた。 祭りは六五郎橋たもとの筑後川河川敷で開かれ、エツ寿司(すし)などの料理やエツ漁の