現代のあらゆるファンタジー文学に大きな影響を与えた「指輪物語」の作者J ・R ・R・トールキン。彼の処女作であり「指輪」の前日譚でもある「ホビットの冒険」の作者自身による未公開イラストが、母校オックスフォード大学に収蔵されているアーカイブから発見されました。 最初の作品「ホビットの冒険、あるいは行きて帰りし物語」は1937年9月にハーパー・コリンズから出版されました。 今年、2011年は「ホビットの冒険」の原稿が持ち込まれた1936年10月から75周年。「ホビットの冒険」にはトールキン自身が挿絵をつけていますが、今回オックスフォード大学のボドレー図書館に収蔵されていたアーカイブから、自筆のイラストレーション110点が発見されました。 線画や水彩、スケッチなど技法は様々で、そのうち2ダースほどは未公開のもの。表紙のコンセプトデザインや地図の初期バージョン、ルーン文字風の手書き文など実験的なも