少々前になるが、2013年5月26日に東京大学の本郷キャンパスで開催された「Edu×Tech Fes 2013」の取材は、楽しい体験だった。同イベントは、IT教育の未来を考えることを狙いとしており、今回が2回目の開催になる。 主催者ライフイズテックの代表を務める、水野雄介氏のビジョンは明確だ(写真1)。「IT教育を通じて中高生の可能性を最大限に広げて、日本の教育を変える」ことだ。 そのビジョンを実現するためのアプローチが「IT教育を受ける中高生の数を20万にすること」。現在、高校球児の数は16万人。それを上回る20万人とすることで、野球界と同様、日本や世界を代表するIT業界のスターが生まれるだろうというのだ。 ライフイズテックの活動の一つが、「Life is Tech!」と呼ばれる、中学生と高校生向けの「ITキャンプ(短期間のプログラミング講座)」である。この講座は、単にプログラミングのス
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