「二十世紀の囲碁」と呼ばれる米国発のボードゲーム「TwixT」(ツィクスト)の日本版が今月に初めて発売される。約六十年の歴史を持つものの、米国などでは絶版になっていた名作で、囲碁将棋の人気などを追い風に装いを新たにする。名古屋市を拠点に、ほそぼそと普及活動を続けてきた愛好家グループがあり、広がりに期待を寄せる。 (谷口大河)
若者を中心にブームが広がるボードゲームの専門店「ゲームストア・バネスト」(名古屋市北区西志賀町)が開業二十周年を迎え、記念のゲーム会が十四日、北区役所講堂で開かれた。同店は全国の愛好者に知られる「名古屋の名店」。名物店長の中野将之さん(46)の人柄を慕って、県内外から約二百人が駆け付けた。 子どものころからボードゲームが好きだった中野さんは、勤めていた食品メーカーを辞めて一九九九年八月に専門店を開業。当初は知名度も低く経営は厳しかったが、客の話を聞きながらお薦めの商品を紹介する接客術や、海外作品を独自輸入する目利きで人気を確立。苦境を脱出した。 記念のゲーム会は、ファンらでつくる実行委が企画。参加者らは三十のテーブルに分かれ、中野さんも交えて楽しんだ。岐阜県恵那市から参加した勝田空人(そらと)さん(25)は「中野さんは今のボードゲームブームの基礎をつくった縁の下の力持ち。二十年続くのはすご
将棋に似た駒で遊ぶ能登町宇出津発祥の伝統娯楽「ごいた」の地元の子どもへの伝承に向け、愛好家でつくる「能登ごいた保存会」が新年度から、宇出津小学校で遊び方を指導する。初心者らを対象に教室を開く「ごいた館」の整備も進めており、会員たちは「ごいたを全国、世界的な遊びにするため、発祥の地を盛り上げたい」と意気込む。(志村拓) 江戸末期ごろから、漁師の間で親しまれてきたごいた。宇出津の会員六十人は、すべて男性でお年寄りが中心。かつては対局中に「だら(ばか)か」と声が飛んだ。「まだまだ、荒っぽい海の男の遊びと思われているかも」とベテランたち。子どもや女性への普及が大きな課題だった。
トップ > 愛知 > 7月8日の記事一覧 > 記事 【愛知】 「野球盤」もずらり 北名古屋で懐かしのボードゲーム展 Tweet mixiチェック 2014年7月8日 年代順に並べられた野球盤。変遷をたどることができる=北名古屋市熊之庄の昭和日常博物館で 休日に家族全員で遊んだり、雨の日に友達を家に呼んで勝負したり-。そんな誰でも一度は楽しんだ懐かしのボードゲームを集めた企画展「昭和ボードゲーム年代記」が、北名古屋市熊之庄の昭和日常博物館で開かれている。 展示しているのは一九五五(昭和三十)年以降に市販されたボードゲーム百十点。オセロやチェスといった定番から、モノポリーや人生ゲーム、旅行ゲームなどが並ぶ。 特に豊富なのが野球盤。ボード上のグラウンドでパチンコ玉に似た球を使って遊ぶゲームで、五八年に発売された。会場では六〇~八〇年ごろの十点を年代順に並べ、変遷をたどることができる。 モノポリ
トップ > 石川 > 3月8日の記事一覧 > 記事 【石川】 「ごいた」あす 大阪で初陣 卓上ゲームイベントに出展 Tweet mixiチェック 2014年3月8日 「ごいたを通じて宇出津の魅力を全国に伝えたい」と意気込む洲崎会長=能登町宇出津で 能登町宇出津の伝統娯楽「ごいた」(町無形民俗文化財)の伝承に取り組む「能登ごいた保存会」が9日、大阪市で開かれる国内最大規模の卓上ゲームのPRイベント「ゲームマーケット2014」に出展する。町の愛好家たちは「ごいただけでなく、発祥地宇出津への関心も高めたい」と意気込む。(志村拓) ごいたは、江戸時代末期ごろから漁師の間で広まった四人制のゲーム。「王」「金」など将棋に似た八種類計三十二枚の駒を出し合い、上がる早さとペアの合計得点を競う。一九九九年に発足した保存会が、入門書を発行したり、大会を開いたりするなど普及に力を入れている。 イベントは年二回
トップ > 石川 > 2月3日の記事一覧 > 記事 【石川】 「架空の街」防災 マップ囲み探る 輪島でボードゲーム体験 Tweet mixiチェック 2014年2月3日 小岩さん(左奥)から助言を受け、「仙台発そなえゲーム」で地域の防災や減災を考える参加者たち=輪島市河井町で 情報を記したカードを地図上に置きながら防災や減災を考える「仙台発そなえゲーム」(SSG)が二日、輪島市河井町の市子育て支援センター・児童センターであった。(松瀬晴行) SSGは仙台市の市民や防災士、行政などでつくる「市民協働による地域防災推進実行委員会」が開発。代表を務めるNPO法人「FOR YOUにこにこの家」の小岩孝子理事長(61)を講師に招き、四十人が六班に分かれて体験した。 年齢や性別、家族構成などが記されたカードを引き、架空の住民になりきって自己紹介。災害時に必要な備品や食料品が書かれた青カードを引き、集
トップ > 石川 > 5月15日の記事一覧 > 記事 【石川】 ごいた 関西進出 宇出津の保存会 年内にも大阪支部設立 Tweet mixiチェック 2013年5月15日 18日の大会に初参戦 ごいたの関連商品を手に「関心の高まりを地域振興につなげたい」と話す洲崎会長 能登町宇出津地区発祥の伝統娯楽「ごいた」(町無形民俗文化財)の県外人気の高まりを受け、保存会の大阪支部が年内にも設立される見通しとなった。十八日に町宇出津公民館で開かれる伝承娯楽ごいた選手権大会(北陸中日新聞後援)には、大阪から初めて参加希望があり、町内の愛好家と交流する。(志村拓) ごいたはペア二組の計四人が、将棋に似た「王」「角」「金」などの八種類計三十二枚の駒を使って遊ぶ。一度に二枚の駒をそれぞれが順に出し、原則は「しりとり」のように、前の人の二枚目と同じ種類を一枚目に選び、手持ちの八枚を減らしていく。最初に上がった
トップ > 静岡 > 10月28日の記事一覧 > 記事 【静岡】 精神薬の大量処方が問題 都内で「いのちを守る」勉強会 Tweet mixiチェック 2011年10月28日 自殺者増加で“富士モデル”提起 薬剤使用について熱心にスライドを見る参加者=衆議院第二議員会館で 国会議員らに参加を呼びかけた勉強会「いのちを守る~心の健康対策に関連して」が26日、東京都の衆議院第二議員会館多目的会議室であり、精神科での多剤大量処方が自殺者を増やしている実態が紹介された。 (尾崎行雄) 「市民の人権擁護の会日本支部」「NPO法人再チャレンジ東京」の主催で、秘書の代理出席を含め約60人が参加。人権擁護の会の小倉謙世話人が基調報告で、不眠に着目して精神科の受診を促す「睡眠キャンペーン」が自殺者の増加をもたらしたと訴えた。 報告によると、睡眠キャンペーンは2007年7月に富士市内で始まったが、その年に51
トップ > 石川 > 3月8日の記事一覧 > 記事 【石川】 ごいた普及 棋士が妙手 能登だけじゃ もったいない 2011年3月8日 ごいたを体験する女流棋士の北尾まどかさん(中)=能登町宇出津で カードゲームも計画 将棋の普及に努める女流棋士の北尾まどかさん(31)=東京都=が、能登町宇出津発祥の伝承娯楽「ごいた」に熱い視線を送っている。宇出津で「本場」のごいたを体験した北尾さんは、自ら社長を務める会社でカードゲーム版の発売も計画。地元保存会も「普及に弾みがつく」と歓迎している。(中平雄大) 北尾さんは、将棋イベントの企画やゲーム開発を手掛ける会社「ねこまど」を昨年一月に設立。「どうぶつしょうぎ」など若い世代に向けたゲームを考案し、広く将棋普及に力を入れている。 ゲーム愛好家らを通じて、将棋に似た駒を使うごいたに興味を持った北尾さん。個人でゲームデザイナーとしても活動する会社員藤原快さ
トップ > 石川 > シリーズ現場 > 記事 【シリーズ現場】 ごいた東京進出 能登町・宇出津 伝統娯楽保存会 2007年9月28日 【上】能登町と東京都のメンバーが入り交じって楽しんだごいたの交流試合【下】参加者たちはカードゲーム版も使ってごいたを楽しんだ=いずれも東京都新宿区で 新宿に支部 カード版やネットでも 『ルール明快、世界で通用』 能登町宇出津地区に伝わる伝統娯楽「ごいた」の保存会東京支部が二十六日、都内で正式に発足した。将棋に似た駒を使い、四人が二人一組で手持ちの八枚を早くなくすのが基本ルール。持ち駒の読み合いやペアのチームワークなど、駆け引きが勝負を分ける重要な要素になる。「世界の人に楽しんでもらいたい」と愛好家の夢は広がる。 (上野実輝彦) 東京・新宿の雑居ビルの一室。三十代から七十代を中心とした男女が集まり、四人ずつが丸や四角のテーブルを囲んだ。ぱちんと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く