書類を偽装してまで、なりたかった戦闘機乗り。とある事件がきっかけで内地勤務となった原田さんは、新米搭乗員たちを訓練しつつ、終戦までの愛機となるゼロ戦に出会う。それは、真珠湾攻撃の少し前だったーー。第5回後編!(前編はこちら http://wpb.shueisha.co.jp/2015/01/03/41562/) ―ゼロ戦を初めて見たのはいつですか? 原田 昭和16(1941)年の9月に航空母艦・蒼龍(そうりゅう)へ着任しました。航空隊は大分県の佐伯に基地があって、ここで初めてゼロ戦に搭乗しました。 ―初めて乗った感想は? 原田 基地には20機くらい並んでいて、見た目だけでもいい飛行機だなと思いましたよ。乗ったら、それまで乗っていた九六式艦上戦闘機とは別物。スピードは出るし、視界はいいし、しかも10時間以上飛べる。そして何より攻撃力がすごい。20mmの機関砲を2門も装備しているから、どの国の
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