あるとき、広告や書籍などに幅広く使用されている書体「ヒラギノフォント」についての噂を耳にしました。それは、ヒラギノフォントの「ヒラギノ」が、本学すぐ近くの地名「柊野」と関係があるとのこと。どうしてヒラギノと名付けられたのか? その噂を解明するため、フォントの開発と販売を手がける株式会社SCREENグラフィックソリューションズの正木洋介さんにお話を伺ってきました。 【千石】本日はよろしくお願いします。早速なのですが、SCREENグラフィックソリューションズさんが扱っておられるヒラギノフォントの「ヒラギノ」が京都産業大学近くの地名が由来しているという噂を耳にしました。本当なのでしょうか? 【正木さん】本当です。日本に限らず、世界的にみてもフォントの名前は、地名から持ってくることが多くあります。例えば「San Francisco」「Osaka」といった地名がフォントの名前に使われています。そのた