アメリカ国籍となってから数年して陪審員によばれました。民事裁判でしたが審理の展開も面白く、何よりもあの国の社会の仕組みがより良く理解できるようになり、実に貴重な経験でした。 日本でも「裁判員制度」というものが平成21年半ばまでには始められるそうで、この機会に私の体験記をできるだけ多くの皆さんに読んで頂きたい、また併せ て裁判員制度についても若干の考察を加えてみたい、と考え、このホームページを開設しました。と言っても、裁判員制度に関する新情報もなく、格別の意見も ありません。それよりも、陪審制がどのように実行されているかをまずご紹介することで、読者諸賢が法律と裁判に対するアメリカ人の考え方や行動への理解を深め、来る裁判員制度により良く対処できるように成られれば、と希望します。 主記事は気楽に読める物語風に書き、縦書きと、主だった表現には元の英語を付けた横書きとの2バーションで提供しています