特集: Sony BMGコピー防止機能付き音楽CDが招いた大問題 トロイの木馬などを誘発する「rootkit」で パソコンセキュリティの低下を招き、世界レベルの訴訟へ ●毎年年始に米国ネバダ州ラスベガスで行われる世界最大の家電見本市「International CES(Consumer Electronics Show)」。今年の初日の基調講演はソニーのハワード・ストリンガー会長兼CEOだった。同社初の外国人トップの講演ということで注目されていたが、講演の冒頭、本題に入る前の枕の話として、ストリンガー会長は「我が社はSony BMGの件で消費者からひどい懲罰を受けることとなった」と発言し、聴衆の関心を集めた。 ●「Sony BMGの件」とは、昨年末、欧米でソニーの子会社であるレコード会社Sony BMGに対して頻発している一連の訴訟問題のことを指す。総合家電企業であると同時に
楽天から経営統合を提案されたTBSが11月、インターネット物販大手、アマゾンジャパンと組み、放送とネットを融合させた新サービスに乗り出す。リモコンを使い、テレビ画面上でアマゾンのネット通販を使える民放初の試みだ。TBSがここにきてアマゾンと組む理由。その裏事情を探ると、統合効果を強調する楽天に、暗黙の“不合格通知”を送っていることが分かる。 統合案より前に企画 「この企画は電通、アマゾンと1月から検討してきた。あくまで楽天の提案より前の話で、急に決めたわけではない」。TBSテレビの山口恩門営業開発部次長はこう話す。 新サービスを行うのは、TBSの土曜の人気情報番組「王様のブランチ」。番組内で紹介する本やDVDなどの情報を、地上デジタルデータ放送で画面に表示。視聴者はアマゾンのサイトと連動した画面を見ながら、リモコンで商品の検索、注文や購入ができる。 注目すべき試みが、「番組マイレージサービ
録りだめたテレビ番組のCM(コマーシャル)を飛ばして見る「CM飛ばし」。この問題で、日本広告主協会(理事長・西室泰三東芝相談役)がこのほど、日本民間放送連盟(民放連)と日本広告業協会に対し、10月をめどに協議会の共同設置を提案したことが、日経ビジネスの取材で明らかになった。HDD(ハードディスクドライブ)内蔵のDVDレコーダーが急速に普及するのに伴い、看過できなくなったためだ。 過半数は80%以上スキップ 「自分の見たい番組を好きな時に、見たいところだけ見る。消費者のこうした流れは今後、ますます加速するだろう」。キヤノン販売の永田圭司常務は、CM飛ばし問題について、こう話す。 永田氏は日本広告主協会で、テレビCMを担当する電波委員長という立場。せっかくCMを作っても、見てもらえなければ販促効果はない。永田氏は協議会設置の狙いについて、「どのようなCMなら見てくれるのか。テレビ局や広告会社な
健康食品市場が急拡大している。その規模ざっと2兆円。消費者の健康志向の高まりもあるが、厚生労働省が健康効果の表示を許可する特定保健用食品(トクホ)という制度の存在も大きな要因だ。トクホと認められている食品は今年5月で500品を突破した。 そのトクホについて、興味深い調査データが発表された。テレビの健康情報番組を多く視聴する人ほど、トクホ製品を多く購入するという。群馬大学の高橋久仁子教授が今年5月14日、第59回日本栄養・食糧学会大会で発表したものだ。 お客はテレビに影響される 調査は、具体的なテレビの健康情報番組の視聴量を尋ねた上で、日常の食品購入や喫食など食行動を分析している。番組を多く視聴する群ほど、食品の健康効果に関する興味が高く、栄養バランスを考えたり、食べる品目数を多くしたりするという傾向も確認できたという。つまり、健康情報番組を多く視聴する人ほど健康に関する知識が豊富に備わり、
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