鳩山由紀夫元首相のイラン訪問をめぐる波紋は10日、さらなる広がりを見せた。「国益を損ねた」として、自民党が鳩山氏の参考人招致を求める方針を決めたは当然としても、身内からも批判が続出。玄葉光一郎外相も「元首相ということで外から見られる。そのことについてよく思いをいたしてほしい」と鳩山氏人に苦言を呈したことを明らかにした。しかし当の鳩山氏は10日も「行ってよかった」と満足げだ。 鳩山氏は10日のグループ会合で「核兵器のない世界をつくりたいと強く申し上げ、イランのアフマディネジャド大統領はじっくり耳を傾けた。言葉は通じた」と成果をアピール。ただ、「要らん(イラン)ことをやってきたと言われ…」と自虐的なダジャレも披露し会場を凍りつかせた。 その鳩山氏も、大統領との会談で「国際原子力機関(IAEA)は二重基準を適用しており公平ではない」と述べたとされた現地報道はさすがにまずいと思ったらしい。9日、在