エジプトのクーデターでモルシー前大統領が排除されてから、3日で1年がたった。6月には軍出身のシーシー大統領が就任。2011年2月のムバラク元大統領退陣から続く政治混乱が軍主導政権の復活という形で収束しつつある中、反ムバラク政権デモの原動力となった若者たちから絶大な支持を受ける「革命バンド」が、若者らの抱く閉(へい)塞(そく)感を歌い続けている。(カイロ 大内清) 大規模な反政府デモでムバラク政権が崩壊した11年2月11日、首都カイロ中心部のタハリール広場に集まる若者たちが、ある歌を口ずさんでいた。 無名のロックバンド「カイロキー」が、抑圧された自由を取り戻すことを訴えた『自由の声』。デモの最中の同広場で収録され、動画投稿サイトのユーチューブで発表されたビデオクリップは、瞬く間に数百万件のアクセスを集めた。 若い世代からカリスマ的人気を獲得したカイロキーは、その後も若者の心情や社会問題を歌っ
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