長らく介護職員をしてきて、よく耳にするのが 「褥瘡(じょくそう)は介護職の恥」 という言葉です。 つまり、「利用者に褥瘡を作ってしまう(出来てしまう)のは、介護職員として恥ずべきことなんだ」という意味になります。 今回は「褥瘡は介護職の恥」と言われることについて記事を書きたいと思います。 「褥瘡(じょくそう)」とは 世間一般の人にはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、「褥瘡」とは要は「床ずれ」のことです。 寝たきりの利用者の体位交換を適切に行わなかったり、長時間同じ個所の皮膚が圧迫されることで発生します。 皮膚が長時間圧迫されると「栄養」や「酸素」や「血流」が滞ったり、行き届かなくなり、皮膚が傷つくことで発生します。 初期の段階で適切な対応や処置をしないと、どんどん悪化し進行してしまうと外科的な処置が必要になるくらい深刻なものになります。 「NPUAP/EPUAPによる褥瘡の分類」で下