5月5日(水) 朝から一日中雨。 雨の日に山の方を見ていると、 母は小学生当時の昭和13年の阪神大水害で相当怖い目にあったようで、 よくその時の話をしていた事を思い出します。 まちが土砂で埋った昭和13年7月の阪神大水害 昭和13年7月3日、神戸を中心にバケツをひっくり返したような梅雨のおわりの豪雨が発生。4日、5日とはげしい雨は降り続き、総雨量は461.8mmに達しました。これは神戸の1年間の総降雨量の約3分の1にあたり、これだけの量の雨が、たった2日半の間に集中して降ったことになります。 六甲山の南側斜面ではいたる所で山くずれがおこり、土石流となってまちを直撃。神戸周辺の河川は大氾濫し、まちには巨大な岩石や石、流木、土砂があふれました。文豪谷崎潤一郎は、当時のこの災害ようすを、その代表的名作『細雪』の中で生々しく描き出しているほどです。 被災面積はポートアイランドの約5倍にもおよぶ21