すごい作家が出てきました! 今後日本文学の中心人物の1人となるであろう、ヒロインの誕生です! 【1.本書の感想】 【2.芥川賞とこの作品について】 【3.関連書籍の紹介】 【1.本書の感想】 すごい!これが感想です。 2004年に最年少で受賞した綿矢りささんの作品「蹴りたい背中」とは全くタイプが異なります。 「蹴りたい背中」は、最後のじれったいような恥ずかしいような、なんとも言えない感覚を味わったあと、「これだけ?」という感じがしましたが、今回の作品は、文字が多くてなかなか前に進ませてくれませんでした。(笑) 私は、ふだんビジネス書を読むあらすじ追う男(おうお)君なので、ストーリーをサクサクと追っかけるのが好きです。 しかしこの本は、いちいち状況や心理描写が入りますので、なかなか進めません。 これは、愚痴ではなく、称賛ととらえてください。(笑) 主人公の行動に、読者が共感できるように、ひと