自身のデバイスで、物理のテストを受ける生徒たち。この後のグループワークでもデバイスを活用していた。(筆者撮影)BYODによるICTを利用した授業を導入2020年から始まる小学校でのプログラミング教育を目前とし、教育現場でのICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)の利活用が急速に進んでいる。 コンピュータールームに移動しての情報科の授業や、電子黒板などによるスライドを使った授業は、何となく想像がつくかもしれない。ところが、筆者は自分の母校である、鴎友学園女子中学高等学校(世田谷区)が「BYOD(Bring Your Own Device)」という、「自分で持っている機器を学校に持ち込んで使用する」授業を今年(2018年)の4月から始めたと聞きつけ、早速見学に行ってきた。 案内してくれたのは、筆者が在学当時、社会科の授業でお世話に