皇太子時代のカナダ訪問時に空軍機を操縦したデイブ・アダムソンさん(左)と言葉を交わされる天皇陛下=12日午後、カナダ・ビクトリア国際空港、代表撮影バンクーバー日本語学校を訪れ、日系人に言葉をかける天皇、皇后両陛下=12日午後、カナダ・バンクーバー市、松沢竜一撮影 【バンクーバー(カナダ)=佐々木隆広】天皇、皇后両陛下は12日午後(日本時間13日朝)、滞在先のビクトリアからチャーター機で、カナダ最後の訪問地となるバンクーバーに入った。 ビクトリアの空港には、天皇陛下が56年前、米国サンフランシスコから同地を訪問した際に搭乗した軍用機のパイロットだったデーブ・アダムソンさんの姿があった。 当時の新聞によると、19歳だった陛下は、アダムソンさんに勧められ、少しだけご自分で操縦桿(かん)を握った。その時、機体が少し揺れたため、随員らは「ギョッとした」という。 この日、アダムソンさんはつえを