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ブックマーク / toshio.typepad.com (12)

  • Scenius=地才 場所がもたらすブレイクスルー

    第1次世界大戦後のニューヨーク・アルゴンキン・ホテルの円卓、1920年代のパリアートシーン、80年代のニューヨーク・ソーホー、現代のシリコンバレー…。特定の場所が、時代を画する作品やアイディアや製品を生み出し、ある種の「時代の特異点」として機能することがある。 これがまさに、Brian Enoが提唱する"Scenius"という考え方だ。 天才(ジーニウス)は、人の遺伝子に由来しているのに対し、Scenius(シーニウス)は、場所やグループ、風景に由来するある種のひらめきや才能のことをいうらしい。 面白いのは、一人の天才がすべてを生み出しているのではなく、場所の磁場ともいうべきものである点。B3 Annexでは、"Scenius"を「地才」と呼びたい。 天才ではないから、きっと、そういう環境は生み出せるはず。Kevin Kelly氏が"Scenius"の特徴を4点にまとめている。以下、例によ

    hiro360
    hiro360 2008/06/19
  • Ruby on Rails開発者のDavid Heinemeier Hanssonによる「起業の学校」講演!

    Ruby on Rails開発者のDavid Heinemeier Hanssonによる「起業の学校」講演! 37 signalsのパートナーであり、Ruby On Railsの開発で有名なDavid Heinemeier Hansson氏(通称DHH)による講演"The Secret to Making Money Online"が面白い。 これは、4月19日にスタンフォード大学で開催された"Startup School 2008"なるイベントでの講演で、起業家を目指す学生たちへのメッセージとなっている。 (講演するDavid Heinemeier Hansson氏 Omnisioより) DHHの主張は、シンプルかつ有効である。(その割にはあまり語られていない) 起業家は、Facebook、Myspace、YouTubeのようなメガヒットベンチャーになろうという妄想を捨て、「いい製品を作

    Ruby on Rails開発者のDavid Heinemeier Hanssonによる「起業の学校」講演!
  • Google流の働き方 "20%"で何をするか?

    Googleでは、エンジニアが就業時間の20%を自分が興味のあるプロジェクトのために使うことが奨励されている、というのは有名な話で、その"20%"での成果によって、GmailやGoogle Newsが誕生した。 20%といえば、週5日のうちの1日に相当する。週1日好きなことに充てられるというのは、もちろん、かなり羨ましい環境ではなる。 あることに興味を持ったエンジニアが、20%の時間を使ってコツコツと開発をし、それに興味をもった人を巻き込んで、α版などを使ってもらって、出来が良かったら社内のより多くの人々が使い出し、やがて、世の中にもβ版として出そうということになる…。 しかし、興味のあることが、将来の製品でない場合は? たとえば、組織横断的に、何を改善したい場合など? GoolgeのエンジニアであるBharat Mediratta氏による"Google Way"というNY Timesの記

    Google流の働き方 "20%"で何をするか?
  • Google流会議のための6か条

    とかく会議は非生産的なものの代表としてやり玉にあがる。 BusinessWeekの"How to Run a Meeting Like Google"という記事には、会議をどうやったら効率的で生産的なものにできるのか、Googleでの会議の進め方をもとに提示している。 Googleの検索製品担当副社長、Marissa Mayerさんは、1週間に70もの会議を主催しており、彼女の判断は、共同創業者のセルゲイとブリンにあげるかどうかの事前チェックポイントとなっている。 スーパー忙しいMayerさんの会議術ということを念頭に入れて、「6か条」をみてほしい。 以下、B3 Annex抄訳。 Google流会議のための6か条 ("How to Run a Meeting Like Google" by BusinessWeek) 1. 確固としたアジェンダを設定せよ Mayerさんは、会議に先立って、

  • Skype専用、無線LAN対応端末登場!!

    Skype電話の登場を心待ちにして、W-ZERO3[es]に可能性を託している間に、 日のロジテックが、「Skype専用 無線LAN携帯端末」を9月末から発売する、と発表した。 これは、ケータイ電話の形をしているSkype専用の電話型ヘッドセット。ただ、これまでのヘッドセットと違うのは、PCがいらない点。つまり、この端末一台で、ホットスポットから「電話」がかけられる。もちろん、SkypeInやSkypeOutにも対応! これは、Skype革命のひとつの頂点なのではないか、とさえ思う。(ちょっとオーバーか) ただし、価格が、25100円(税別)というのは、いささか高いが…。 Skypeネタとしては、eBayがGoogleと提携して、GTalkと相互通話できるようになった、というのがきょうの話題のようだが、B3 Annexとしては、俄然、この「Skype端末」をオシたい。 ロジテック プレス

    Skype専用、無線LAN対応端末登場!!
  • 脱・抱き合わせ(アンバンドルド)メディアのための6つの方法

    もう旧聞になってしまったが、先月末、iTunes Music Storeでの音楽販売が、10億曲を突破した。いうまでもなく、iTMSの革命は、音楽のダウンロード販売の成功にあるが、コンテンツ流通/配信という点で見ると、アルバムではなく、1曲1曲での販売を可能にした点にある。アーティストやレコード会社の意図ではなく、ユーザーが聞きたい曲だけを買えるということ、これである。実は、音楽を聴くというレベルでごく普通に行われていたことが、販売/購入のレベルで、ようやく行われるようになった、ともいえる。 B3 Annexでは、以前、「Future of Media、4つの法則」というエントリーで、「マイクロチャンク化せよ(コンテンツを最小単位にまで切り分けて提供せよ)」などで始まる4つの法則を紹介したが、今回は、この「マイクロチャンク化時代のコンテンツ戦略について、より詳しく紹介している「TV New

  • blink日本語版発売、「第1感 最初の2秒のなんとなくが正しい」

    b3 annexでもオリジナル版発売から紹介をしてきた「ティッピング・ポイント」作者のマルコム・グラッドウェル氏によるblinkの日語版が、「第1感 最初の2秒のなんとなくが正しい」という邦題で発売。 「第1感」は、なかなかうまいタイトルだ。オレンジ色の表紙も好感触。 瞬間的に感じたコトというのは、意外にも物事の質である、ということをさまざまな例で紹介している。「ティッピング・ポイント」もそうであったが、日常の中にある意外な事柄から、社会の大きな構造や問題へと話を紡ぐ手法は、グラッドウェル氏の得意技だ。 デカプリオ主演で映画化という話もあるらしい。 #それにしても、日語版が出るまでに1年もかかるというのは、どうにかならないものか。 <B3 Annexの過去の関連記事> B3 Annex: ベストセラー "Blink"、デカプリオ主演で映画化!?(2005年11月13日) B3 Ann

    blink日本語版発売、「第1感 最初の2秒のなんとなくが正しい」
    hiro360
    hiro360 2006/02/27
  • 「ウェブ進化論」の梅田氏インタビューを考える

    B3 Annexでも以前取り上げた「ウェブ進化論」は、好評で増刷したとか。 まわりでも、読んだという人を多く聞く。あとは、その人たちが、上司に一冊ずつ進呈していく。きっと、それで私たちは、少し生きやすくなるかも。 さて、asahi.comに梅田さんのインタビューが出ている。いくつか、重要な箇所を引用しながら、考えたい。 asahi.com:「ウェブ進化論」著者、梅田望夫さん(45)に聞く(上) 「つまりインターネットは、『自分の仕事を、自分なりのやり方で、吸収し、適当に使っていくもの』と矮小化され、理解されてしまった。」 http://www.asahi.com/digital/column/column03_1.html まったく、その通り。 これまでの組織ややり方をそのままでインターネットに向かうことがどれだけ無意味で、無駄なことだったか、が、この1、2年でようやくはっきりしてきたと思

  • Night on the Planet Google

    Google MapsのMash-upもあまり驚かなくなったが、これは面白い。 "Google Maps Nighttime!"はGoogle MapsとNASAによる夜の衛星写真をMash-upしたもの。 宇宙から見ると、夜でも非常に明るい場所があって、それは先進国の大都市だったりするが、それとGoogle Mapsがいっしょになることで、 いろいろなことが想起される。 モード切替もしっかり装備、夜の衛星写真/地図だけでなく、日中、夕暮れの衛星写真/地図も選べる。 #いつか、これがリアルタイムな写真になることもあるのだろうか。 Google Maps Nighttime!

  • 「del.icio.us/popularページに載るための7つの法則」

    B3 Annexでは、昨年末に、はてなブックマーク掲載を起点とするトラフィック増大を経験したが、 同じように、del.icio.usでトラフィック増大を何度か経験した、ProbloggerのDarren Rowse氏が、del.icio.usのpopularページを独自に分析して、どのようにエントリーを書いたら、del.icio.usのpopularに載るような記事を書けるのか、まとめた。 以下、B3 Annex抄訳で。 「del.icio.us/popularページに載るための7つの法則」 ( 7 Ways to Get to the Top of the del.icio.us Popular Page ) 1.リストを作る 現在のpopularページを見ただけも、リストと名のつくものが多いことがわかる。Probloggerが最初にpopularページに載ったときもリストだった。(訳者

  • NewsVineスタート、ソーシャルニュースサイトの可能性

    かねてから、Web2.0系なサイトで存在が明らかになっていた「NewsVine」がプライベートベータという形でサービスを開始した。 B3 Annexでは、このプライベートベータに招待を受けたので、いくつかファーストインプレッションをお伝えしたい。 NewsVineとは何か del.icio.usやはてなブックマークを知っている人なら、すぐ理解してもらえると思うが、 これは、ソーシャルブックマーク的な機能を中心に置いたニュースサイトである。APなどメジャーサイトが情報を提供している。これらの記事について、自分なりに、tagをつけたりコメントをつけることができる。 また、これらのニュースソース以外にも、ウエブにある記事を同じようにtagをつけることができる。APなどの提携ニュースソースをWireと呼び、それ以外の広くウエブからユーザーが見つけて、newsvineからリンク(ブックマーク)した記

    NewsVineスタート、ソーシャルニュースサイトの可能性
  • B3 Annex: グーグル、10の黄金律

    Newsweek最新号 (Issues 2006)に、Eric Schmidt(グーグルCEO)とHal Varian(バークレー校教授兼グーグルコンサルタント)による「グーグル、10の黄金律」("Google:Ten Golden Rule")が掲載されている。 必ずしも目新しくはないが、一応、日語版をB3 Annex抄訳で。 ・採用は委員会方式で グーグルで採用面接を受ける人はすべて、少なくとも6人以上の管理者あるいは将来の同僚との面接を行う。すべての人々の意見が大切であり、このことで、採用のプロセスがより公平になり、採用基準の向上にもつながる。もちろん、それだけ時間がかかることになるが、その価値はあると思っている。すばらしい人材を雇い、その人を次なる採用のプロセスに集中的に組み込むと、さらにすばらしい人材を雇うことにつながる。 ・必要なものはすべてを供給せよ 私たちは、標準的な(

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