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ブックマーク / u-site.jp (11)

  • Alertbox: バナーは目に入らないのか?〜新旧の知見(2007年8月20日)

    ウェブサイト上の広告にユーザが目をやることはほとんどない。ユーザの視線を惹きつけ得る4つのデザイン要素のうち、1つは倫理的に許されるものではなく、広告ネットワークの価値を貶めるものである。 Banner Blindness: Old and New Findings by Jakob Nielsen on August 20, 2007 アイトラッキング調査で分かったことの中に一つ、あまり取り上げたくないものがある。非倫理的なデザインが功を奏するという結果が出てしまったからだ。 1997年にも、似たような知見の公言を控えたことがあった。OK ボタンとキャンセル ボタンをそれっぽく並べたダイアログボックス風のバナー広告はユーザにクリックしてもらいやすい、という事実である。“インターネット接続に失敗しました。”のようなシステムからのメッセージが表示されるわけではなく、そのバナーにはダイアログボ

    Alertbox: バナーは目に入らないのか?〜新旧の知見(2007年8月20日)
    hiro360
    hiro360 2007/09/01
  • ブログ的投稿ではなく、論説を書こう

    世界最高レベルの専門的知識を披露したいなら、手っ取り早く書き上げた底の浅い投稿はしないように。むしろ、有料ユーザを集められるくらい徹底した付加価値の高いコンテンツを用意することに時間をかけよう。 Write Articles, Not Blog Postings by Jakob Nielsen on July 9, 2007 最近、私は“コンサルタントのコンサルタント”として仕事をする機会があり、ある分野での世界的な第一人者に対して、今後のウェブサイト運営に関するアドバイスを行った。その専門家がとりわけ気にしていたのは、自分もそろそろブログを始めるべきかどうか、という点だった。その疑問に、私はノーと答えた。 みなさんは私自身のインターネット戦略をもうご存知なはずだから、ブログではなく、彼が定期的に公開している徹底した論説を書くほうに時間をかけることを勧めたと知っても、驚きはしないだろう。

    ブログ的投稿ではなく、論説を書こう
    hiro360
    hiro360 2007/07/31
  • デザイナーや開発者がユーザビリティ業務を掛け持ち?

    ユーザビリティの専門家がいるに越したことはない。しかし、規模の小さいデザインチームであれば、デザイナー自身がユーザテストをはじめとするユーザビリティ業務を行うことで得るところがある。 Should Designers and Developers Do Usability? by Jakob Nielsen on June 25, 2007 デザイナーや開発者がユーザビリティ業務を実施しても良いものか、それともユーザビリティの専門家に任せるべきか、という質問をセミナーなどでよく受ける。状況次第、というのがその答え。デザイナーや開発者がユーザビリティにまで手を広げることには、一長一短がある。 短所:専門性こそが成果を生む 何でも自分でこなそうとするジェネラリストよりも、スペシャリストの方が生産性が高い、というのはアダム・スミスの時代から言われてきたことで、ユーザ・エクスペリエンスの分野でも、

    デザイナーや開発者がユーザビリティ業務を掛け持ち?
  • Alertbox: 改善すれば利益があがる〜見直すべき10のポイント(2007年3月12日)

    ユーザビリティの知見をいくつか取り入れることで、売り上げを伸ばし、カスタマーロイヤリティを向上させることができる。Webサイトを更新するときに最優先で検討すべきポイントを紹介しよう。 10 High-Profit Redesign Priorities by Jakob Nielsen on March 12, 2007 ウェブサイトのデザインに共通して見られる間違いについてはよく書いてきたが、もっと稼ぐためにできることにはどんなことがあるだろう? 特に高い投資対効果(ROI)を見込める10のポイントを紹介する。 1. ニュースレターのメール配信 ニュースレターのメール配信を使えば顧客との関係を維持できる。顧客がウェブサイトにアクセスしているときに限らず、顧客とつながっていられるのだ。多様なユーザ・ニーズに応えられるニュースレターは、ウェブサイトにとって貴重な相棒である。顧客に継続して情報

    Alertbox: 改善すれば利益があがる〜見直すべき10のポイント(2007年3月12日)
  • デジタルデバイド:3つのステージ

    経済的要因による格差は、たいした問題ではないが、ユーザビリティと活用性の格差は、膨大な数の人たちをインターネットの潜在的利益から引き離している。 Digital Divide: The Three Stages by Jakob Nielsen on November 20, 2006 「デジタルデバイド」とは、特定の人たちが新しい経済環境から得られる利点が他よりも多く、有利だという状況のことだ。ほとんどの評論家は、この状況を純粋に経済的な視点でしかみない。しかし、別の 2 つの格差のほうが、将来的には大きな問題になるだろう。 第 1 ステージ:経済的要因による格差 これは、コンピュータを買うことができない人がいるという、デジタルデバイドの原因の中でも、最も単純な格差だ。政治家たちはいつもこの問題を取り上げるが、少なくとも先進国でこの格差は、時とともになくなりつつある。一方、著しく貧しい発

    デジタルデバイド:3つのステージ
  • Webサイト数、1億を突破

    初期の頃の爆発的な成長も徐々にそのスピードを緩め、成熟に達しつつあるWebではあるが、その歩みは留まることなく、最近、ウェブサイトの数が1億を突破した。 100 Million Websites by Jakob Nielsen on November 6, 2006 Netcraftによる調査で、2006年11月現在、101,435,253のウェブサイトの存在が確認された。生きているウェブサイトばかりではなく、中には“待機”状態のドメインや、深い眠りについているブログもある。維持、継続されているウェブサイトは半数ほどしかないのかもしれないが、それでも1億を超える数のウェブサイトを存在せしめるためにお金が支払われていることは確かだ。 1億という数字は大きなマイルストーンであり、15年前のWebの登場以来、計り知れない成長を遂げてきたことを示すものである。 グラフは、1991年から2006年

    Webサイト数、1億を突破
  • 紛らわしい情報アーキテクチャを正す6つの方法

    ユーザが最初のクリックで、サイト内の正しいセクションを開くことができたのは、全 56 回中 25 回、たったの 45 %だけだった。(タスク自体の成功率は、ユーザが間違えたことに途中で気付いて、正しいセクションを見つけることができた場合もあったため、これよりも高かった。) 今回は、頻繁に起きているナビゲーションの間違いを見つけることによって、ユーザテストで情報アーキテクチャの問題を見つけることができた。もし前もって情報アーキテクチャに問題があることが判っていて、それに絞り込んで調べたいならば、 カードソーティングを使うとよい。そういった場合を除いては、前提や仮説を作らずに、スタンダードなユーザテストで全てのデザイン要素をテストしたほうがよいだろう。例えば今回のユーザテストの場合、言葉遣い、視覚デザイン、フォーム、エラーメッセージ、サービスなど、情報アーキテクチャ以外の部分でも理解しにくい要

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  • 見つけてもらうためには昔ながらの言葉を使おう

    検索を行うとき、ユーザの頭に浮かぶのは、慣れ親しんだ言葉だ。もし使い古された言葉よりも、造語や新語を使っているならば、ユーザは貴方のサイトをみつけることはない。 Use Old Words When Writing for Findability by Jakob Nielsen on August 28, 2006 「ユーザの言葉を使うこと」というのが、20 年以上ユーザビリティの基ガイドラインでいわれていることだ。ウェブという環境が言語を基礎に成り立っていることによって、正しく言葉を使うことが、とても重要になっている。 それにつけ加えて、私の書いたでも説明されている通り、ウェブユーザは、ますますかつてないほど検索に頼っている。新たにウェブサイトをみつけるにも、ウェブサイトやイントラネットの中で特定のページをみつけるにも、検索がその手段として使われている。検索結果ページ(SERP)の

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  • ユーザテストはエンターテイメントではない

    観察している人たちを最優先に考えた調査をすべきではない。たとえ観察していてつまらないタスクばかりだとしても、デザインを真に検証するテストを実施すべきだ。 User Testing is Not Entertainment by Jakob Nielsen on September 11, 2006 気がかりな傾向がある。製品デザインを評価することよりもむしろ観察室のお客様をもてなすことに照準を合わせたユーザテストが増えてきているように思うのだ。誠意を持ってそうしている人たちは、よく知られるユーザビリティの問題点をクライアントに見せて、強く印象づけたいと考えている。そうすれば、デザインの改善に向けて支援を得られると考えているからだ。 ウェブ・マネージャの多くはユーザのことを全然わかっていない、ユーザテストの真の狙いは単にマネージメントを教育することにある、という認識が根底にある。 しかし、す

    ユーザテストはエンターテイメントではない
  • B2Bのユーザビリティ

    ユーザテストは、ビジネス対ビジネス用Webサイトのユーザビリティが、一般的な消費者向けサイトよりも、かなり低いことを示している。もっと顧客転換率を上げたければ、ガイドラインに従って、商材を見込み客たちが楽にリサーチできるよう手助けするべきだ。 B2B Usability by Jakob Nielsen on June 1, 2006 多くのビジネス対ビジネス( B2B )サイトは、ユーザ体験の観念が 1990 年代で止まってしまっている。顧客たちのよくある疑問や関心に応えることに失敗し、彼らが取引先候補を探す作業の障碍となってしまっているのだ。 これらのサイトは、ウェブが企業と顧客の関係を逆転させたことに気づいていない。オンライン上でのインタラクションのほとんどは、要求主導型だ。訪問者の要求を満たすことができなければ、彼らが貴方のサイトを見捨てて競合サイトへ流れていくのを、眺めているしか

    B2Bのユーザビリティ
  • ニーズ指向とシーズ指向(黒須教授のUser Engineering Lecture)

    人間中心設計の立場からは、ニーズ指向を重視し、シーズ指向に否定的な言い方をすることが多い。シーズ指向、すなわち技術の種が開発されてからその使い道を考える、というアプローチは多くの場合に、無理矢理使い道を考えるようなケースや一見おもしろそうでありながら実際には普及することのないケースが多くなり、商業的な成功がなかなか得られない。特に、研究所で技術を開発した研究者が考え出した実用アイデアというものは、学会発表や企業の技術展示などにもしばしば見受けられるが、商品化の「センス」が今ひとつ、というものが多い。商品化のセンス、という表現をしたが、これは単に直感が優れているかどうかという問題ではない。ユーザのニーズや必要性に基礎をおいたアプローチをとれば、その機器やシステムの存在理由が了解性の高いものになるし、そのアプローチをとらなければ、何のために必要なのかがわかりにくいものになってしまう、ということ

    ニーズ指向とシーズ指向(黒須教授のUser Engineering Lecture)
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