FindBugsを使うと、Javaの危険なバグを特定し、修正することができます。そのユニークな機能は、Javaの世界に数ある静的分析ツールのなかでも異彩を放っています。FindBugsのどこがどう特別なのか、この記事で解き明かすことにします。
Equinoxとは Webアプリケーションの開発に取りかかる際、まず第一に何から始めたらよいか悩んでしまう開発者も少なくないと思う。「Equinox」はそんな悩みを解消するツールだ。Webアプリケーションプロジェクトの雛型を非常に高い完成度で自動生成してくれる。 もともとは同様の目的で開発された「AppFuse」というアプリケーションがあり、EquinoxはAppFuseの軽量化版として公開された。そして使い勝手をより向上させるために、プロジェクトで採用するフレームワークの組み合わせごとにパッケージ化し、用途に合わせて利用できるようにした。現在はバージョン1.7がリリースされており、実に50種類の組み合わせがパッケージとして公開されている。Equinoxが標準でサポートするフレームワークの組み合わせのうち、代表的なものを以下に挙げる。 JSF + Facelets JSF + Hibern
本連載では,今後数回にわたってスクリプト言語に関連するプロダクトを紹介してゆく。今回は,Apache BSF(Bean Scripting Framework)とJava SE6のスクリプティング機能について紹介しよう。 スクリプティング標準仕様JSR-223を実装したBSF 現在,Javaの世界でスクリプト言語が注目されている。 その背景には昨今の開発効率向上要求,スクリプト言語の成熟などがあるが,最も大きな要因はJavaの次バージョンである Java SE6でスクリプティング 機能がサポートされることだろう。この機能は JSR-223(Scripting for the Java Platform API)仕様を実現したもので,Java Runtime 内から様々なスクリプトを実行できる。すなわち,Javaアプリケーションから別の言語で記述されたスクリプトをプログラムの一部のように呼び
Java SE 6の公開が迫ってきた。この新しいバージョンで注目されている新機能のひとつにスクリプト言語のサポートがある。ここではこれに関連して、APIレベルでJavaからスクリプト言語をあつかうためのフレームワーク「Jakarta BSF」を紹介したい。Jakarta BSF(以降、BSF)を使うとJavaとスクリプト言語をシームレスに統合して使うことができるようになる。 BSF(Bean Scripting Framework)はJavaアプリケーションからスクリプト言語をあつかうためのフレームワーク。Javaからスクリプト言語を実行するだけではなく、スクリプト言語からJavaオブジェクトやメソッドにアクセスする機能を提供する。たとえば、Java以外の言語によってJSPを記述することができ、さらにそのJSPからJavaのクラスライブラリを使うといったことができるようになる。 もちろん、
JavaのクラスファイルやJarファイルを解析し、ソフトウェアの不具合を発見するツールにFindBugsがある。FindBugsの概要については先のレビューを参照していただきたい。ここでは実践編としてFindBugsのさまざまな使い方を紹介する。 インストール FindBugsのインストールは成果物を展開するだけ。FindBugsのサイトから成果物をダウンロードし、適当な場所に展開する。たとえばfindbugs-1.1.0.tar.gzファイルをダウンロードしたなら、展開したディレクトリは図1.1のようになる。bin以下には実行に必要なスクリプト類が、lib以下にはライブラリJarファイルが納められている。doc以下はWebと同じドキュメントだ。 図1.1 FindBugs成果物 図1.2 FindBugs成果物 bin以下に実行のためのスクリプトが納められている bin以下のファイルは基
Javaソースコードの不具合やスタイル違反を発見するためのツールとして、PMD、Lint4j、Jlint、Checkstyleなどいくつかのものがある。ここではそうしたツールのひとつとしてFindBugsを紹介したい。ほかのツールと比べても強力で、Java開発において是非導入したいツールアプリケーションである。 FindBugsとは FindBugsはJavaコードにおけるバグを発見するためのツールアプリケーション。ソースコードではなくコンパイル後のクラスファイルを解析することで、ソフトウェアの不具合や問題点を発見するツールで、単体で実行し解析結果をテキストやXMLデータとして出力できるほか、Eclipse IDE、NetBeans IDE、Ant、Maven、SCAといったツールと連携しながら動作することもできる。 FindBugsはスタイルチェッカーではないし、セキュリティ問題を発見す
AjaxやFlashを使ったWebサイトを目にする機会が増えてきている。WebアプリケーションでリッチなUIを提供できるようになり、またひとつWebの表現力が広がった。一方でUIのリッチ化は、これまで数々のプロジェクトが築いてきたビューとロジックの分業体制を再び曖昧なものに引き戻そうとしている。 皆さんもこんな会話の経験がないだろうか? プログラマ--ここのプルダウンでマウス選択時の色を変えるのであればonMouseOverとonMouseOutイベントを設定する必要がありますね。ここのWYSIWYGなエディタはhogeEditorをobject idで指定してください デザイナ--どういうことですか? 正直いって、こんなやり取りはもうウンザリである。 データベースアプリケーションがgrailsコマンド一発で構築できる時代なんだから、リッチなUIだって簡単に作りたい。ZKはそんな希望に応
去る8月30日(土曜日)、ライトウェイトプログラミング言語(Lightweight programming Language)の総合カンファレンス「LL Future」が、なかのZERO(中野区もみじ山文化センター)大ホールで開催された。当日は前線の影響で時おり豪雨に見舞われる中、さまざまな言語のユーザーや開発者など千人近くが集まった。
話題のJRubyを動かしてみよう 導入編 - JRubyのコツをつかむ においてJRubyを導入する方法を紹介した。ここではその次のステップを紹介したい。 JRubyを使ってプログラミングをはじめるにあたっていくつかコツがある。本稿ではその"コツ"を紹介したい。基本的にはプロジェクトサイトに用意されている文章と、成果物に同梱されているドキュメント、サンプルコードを読めばよいため、本稿と併せてそれらのドキュメントにも目を通してほしい。 JRubyは基本的にふたつのレベルでJavaとのインテグレーションをサポートしている。ひとつは低レベルサポート、もうひとつは高レベルサポートである。たとえばプロジェクトサイトに用意されているドキュメントから抜粋すると、低レベルサポートではリスト1.1のようにJavaのメソッドを利用する。これはJavaのリフレクションAPIに近いものだ。JRubyにおけるJav
JavaとRubyを結びつけるプロダクトに「JRuby」がある。JRubyの主要開発者であるCharles Oliver Nutter氏とThomas Enebo氏の両氏は7日(米国時間)、自身のブログにおいてSun Microsystemsに就職、フルタイムでJRubyの開発に従事することになったことを発表した。SunがRubyに強い関心を抱いていることが事実として裏付けされる形になったわけだ。 これはJavaのデベロッパにとっても、Rubyのデベロッパにとっても、別の言語を勉強するいい機会。JavaデベロッパはJava APIはそのままにRubyの利便性を、RubyデベロッパはRubyの技術はそのままにJava APIを活用することができる。これを活用しない手はないだろう。 JRubyはRubyインタプリタのJavaによる実装。JavaでRubyランタイムインタプリタを実装したもので、
今回は、メニューからグラフの種類を変更できるようにします。これまでは、3D縦棒グラフでデータを表示していましたが、グラフの種類を折れ線グラフと円グラフに変えられるようにします。
Webアプリケーションシステムに関する技術はコンポーネント化やプラガブル化が進み、組み合わせてシステム構築に使うといった用途が増えている。逆にいえば、単体の技術だけではWebアプリケーションシステムを開発することは面倒で、否応なく組み合わせなければならない。 これを解決するソリューションとして「フルスタックプロダクト」とか「フルスタックアプリケーション」と呼ばれるものがある。これは既存の技術コンポーネントを組み合わせ、単体でシステム構築のすべてをカバーできる成果物を提供するというものだ。今一番有名なのはRuby on Rails(以降、RoR)だろう。 Java WebアプリケーションシステムにおけるフルスタックプロダクトにはRIFE、Grails、AppFuseなどがあるが、今月、ここに新顔が登場した。Struts 2などを採用したプロダクトで今後の展開が興味深い。ここでは新進気鋭のプロ
第2回で、「iBATIS」を利用する準備が整いましたので、実際に簡単なサンプルを作成して使っていきます。なお「iBATIS」を使用する上で、必要なファイルは以下のとおりです。 データベース定義ファイル マッピング・ファイル DTO DAO定義ファイル DAOインターフェース DAO実装クラス
皆さん、こんにちは。本連載を担当するビーブレイクシステムズの山之内です。 前回、面倒なマッピング作業を軽減してくれるツールとしてO/Rマッピングツールというものがあることを説明しました。そこで今回からは、O/Rマッピングツールの1つである「iBATIS」で実際にサンプルを作成し、その機能を見ていきます。 今回は、「iBATIS」を利用する下準備をおこないます。 iBATISとは、Apacheのプロジェクトの1つとしてASF(Apache Software Foundation)で開発/管理されているO/Rマッピングツールです。2002年に発表され、2006年7月現在の最新バージョンは2.1.7です。 iBATISは「iBATIS SQL Maps」というO/Rマッピング機能と、「iBATIS DAO Framework」というDAOパターン用のフレームワークで構成されています。「iBATI
MacBookで1日数回マウスカーソルが見えなくなって困っています。今は再起動していますが、似た症状で困っている方いませんか? JSPで出力されたHTMLの先頭で、JSPディレクティブの場所の部分に余計な改行が出力されて、気持ち悪さを感じておりましたが、conf/web.xmlのJSPサーブレットでtrimSpacesで設定できることがわかりました。 jsp org.apache.jasper.servlet.JspServlet fork false xpoweredBy false <!-- 追加 --> trimSpaces true 3 #きれいなHTMLを吐くのって結構難しいですね。
Java | TomcatでJSPディレクティブの余計な改行を出力しない方法 アガテナ - TomcatでJSPディレクティブの余計な改行を出力しない方法 JSPで出力されたHTMLの先頭で、JSPディレクティブの場所の部分に余計な改行が出力されて、気持ち悪さを感じておりましたが、conf/web.xmlのJSPサーブレットでtrimSpacesで設定できることがわかりました。知らなかった。僕も改行が出力されるのが嫌いだったので、複数のディレクティブを入れる場合はできるだけ改行を入れないようにしていたけど(後から読みにくくなるが)、これですっきりと書けそう。 ちなみにResinの場合、JSPディレクティブの後に「\」を入れると改行の出力を抑制してくれます。
OpenOffice.orgといえば、いわずと知れた統合オフィスアプリケーションだ。最近ではODFをめぐって話題にのぼることも多い。JOOConverterはJOOConverterはOpenOffice.orgを使ってデータ変換を実施するためのJavaライブラリで、JavaとOpenOffice.orgを結びつける面白いアプリケーションだ。 JOOConverter 2.0.0登場 Art of Solving, Mirko Nasato氏は13日(米国時間)、JOOConverterの最新版となるJOOConverter 2.0.0を公開した。JOOConverterはオフィスドキュメントの変換を実施するJavaライブラリ。GNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2.1のもとで公開されているFLOSS(Free/Libre/Open-Sour
Javaの世界においてホットな話題といえばスクリプト言語。このなかでもJava言語と近い文法をもつGroovyはJavaデベロッパにとって親しみやすいだろう。このGroovyを使い、Ruby on Rails(以降、RoR)に触発されたフレームワークとしてGrailsが開発された。JavaOneにおいてOracleがサポートを表明するなど、エンタープライズでの利用も進みそうだ。本稿ではGrailsを使って小さなアプリケーションを作ってみる。 Grails 0.2 登場 The Grails teamは14日(米国時間)、Grailsの最新版となるGrails 0.2を公開している。Grailsは、Groovyを使ってRoRとよく似たWebアプリケーションシステムの開発環境を提供するツール。GroovyはJavaで実装され、Javaに近い文法を持つスクリプト言語で、JSR-241として標準化
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