今回は「何かに似せたユーザー・インタフェース」について考えてみたいと思います。何かに似せたインタフェースというのは,つまりすでにある何かによく似ている,もしくは同じように使えるインタフェースを用意する,ということです。 なんて書くと,「パクリ」や「インスパイヤ」と呼ばれる,流行っているサイトのデザインをそのままそっくりまねる手法を思い出してしまうかもしれません。流行っているサイトのデザインには,もしかしたら何らかの特長的ですばらしい点があるかも知れず,それをまねすることは,「まねただろう」といわれるデメリットを差し引いてもメリットがあるのかもしれませんし,もう少し意味を広げて,すでにあるサイトの良さをいかにうまく取り込むか,ということになれば,すごく意味があることだと思います。 でも今回の「まねる」はそういうほかのサイトのデザインをまねる,という話ではありません。もう少し広い意味であったり