最近、製図の幾何公差について勉強しています。 日本ではまだまだ寸法に公差を振るスタイルが主流ですが、海外のモノづくり、特にアメリカでは幾何公差が主流だそうです。幾何公差を学ぶことで、下記イメージのような利点があります。ざっくり説明しますと、寸法公差だけでは指示が曖昧で、設計者が想定した形状が出来上がらないというわけです。 曖昧な仕事でも成り立っていた日本のモノづくり 海外の「製造」の前に曖昧さは危険 製造の外の曖昧さ 曖昧さは人間らしさでもある 曖昧な仕事でも成り立っていた日本のモノづくり ではなぜ日本では寸法公差が主流なのかというと、そんな曖昧な指示でも日本では物が作れていたからです。製造側が、設計者側の意図を推測して作ってくれていたわけですね。以前の記事でも取り上げましたが、日本の製造側は自ら考えて物を造ってくれます。日本の設計者はある意味そこに甘えて、自分たちに都合がいいように曖昧な
![日本のビジネスから曖昧さが消えつつある - WICの中から](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4448cca189f2f183b58d7281496d3fdcd1aef709/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Ft%2Ftemcee%2F20170307%2F20170307233252.png)