去る11月16日から18日の3日間、幕張メッセにて国内最大規模の放送機器展示会「InterBEE 2005」が開催された。 もちろんコンシューマの世界からみれば、プロ機というのは自分で買うようなものではないわけだが、普段テレビで見ている映像がどのようにして作られているのかを知るというのも、面白いだろう。そして同時に映像機器の最先端の進歩を見ておくというのも、今後のコンシューマ機の方向性を占う上で重要となる。 そんなわけで当Electric Zooma! では、放送機器関連のレポートとして、毎年11月のInterBEEと4月のNABの取材を行なっている。 国内では地デジ放送開始以降HD化のニーズが加速しており、業界全体ももはや「HDにあらずばテレビにあらず」といった雰囲気になっている。世界的に見れば、放送のデジタル化は欧米でも進んできているが、その方向性とイコールでHDを考えているのは