仙台市青葉区の私立常盤木学園高校教諭、松本秀夫さん(当時56)=仙台市泉区桂3丁目=が4月に殺害された事件で、仙台地検は2日、妻の美代容疑者(44)を殺人罪で仙台地裁に起訴した。同地検によると、美代容疑者は起訴内容を認めているという。動機について同地検は明らかにしなかったが、県警の捜査関係者によると、松本さんに対して金銭的な不満があったという。 この事件では、ともに松本さんの知人で不動産会社役員松山哲士(38)=同区南光台東1丁目=と、すし店経営梅原啓(27)=同区高森7丁目=の2被告がすでに起訴され、起訴内容を認めている。 同地検などによると、殺害計画は事件5カ月前の昨年12月ごろ、松本さん宅などで数回にわたり練られたとされる。美代容疑者と松山被告の2人が話し合い、別の機会に松山被告が梅原被告に直接指示をするなどして、殺害を実行させたという。 起訴状によると、美代容疑者は松山、梅原