3年前にITメディアエンタープライズの記事「値引き販売という麻薬」でも書かせていただきましたように、安易な値引きは、企業にとって麻薬です。 日頃そのように思っていましたら、先日、日経ビジネスオンラインで『値下げという「麻薬」を断つ勇気』という記事を拝読し、まさに「我が意を得たり」、と感じました。 この記事では、回転寿司業界が2008年から「一皿90円」の安売り競争を続けた結果、売上は大幅に伸びたものの利益は減少し、企業の体力が奪われた事例が紹介されています。 成城石井の社長だった大久保恒夫氏(現セブン&アイ・フードシステムズ社長)の言葉が紹介されています。 ---(以下、引用)--- 「先に価格を下げれば、一瞬は売り上げが伸びます。でも、同業他社も追随するので、しばらくすれば売り上げは必ず落ちていきます。そして結局、みんな儲からなくなるのです。いわば、安売りは麻薬のようなものです。やめたい