前のページへ 1|2|3|4 次のページへ ――中島さんは、今までホンダでどういったお仕事をされていたんですか? ホンダ・中島:私自身は三十数年を二輪車部門で仕事して、現在は汎用機械(パワープロダクツ)部門に一昨年に異動して来ました。パワープロダクツは素敵なところでした。 一番良いのは組織がコンパクトだったところです。パワープロダクツに従事する従業員は四輪の10分の1程度で、二輪の5分の1程度なんです。 ――確かに人数がずっと少ないですね。 中島:コンパクトな組織の魅力は、1人当たりの仕事の範囲の広さと、意思決定の早さです。 例えば高久さんから「プラモデルをやりたい」といわれたときは、まず私が「面白いですね、やりましょう」と回答して、その後に詳細を検討してトップに相談しました。当然、メリットやリスクを考えながら相談しますが、まずは面白いかどうかです。 高久:確かに、どうしましょうって考えて
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