米通信大手AT&Tは米国時間5月17日、ストリーミングサービスのHBO Maxなどハリウッドのテレビや映画の資産を保有するWarnerMedia部門を分離し、ノンフィクション番組やリアリティショーを専門とするケーブルテレビ大手のDiscoveryと統合することを明らかにした。この統合はメディア業界にとって衝撃であり、両社はこれによって生まれる新会社が、DisneyやNetflixに対抗する世界的なエンターテインメントの巨人になることを期待している。 WarnerMediaはAT&Tの事業部門として、HBO、HBO Max、CNN、TBS、TNTなど、人気の高いエンターテインメントやニュースのブランドを統括している。この部門は、2018年にAT&Tが850億ドル(当時のレートで約9兆4000億円)を投じて苦労の末にTime Warnerを買収した結果生まれたもので、当時はAT&Tの通信会社と