フォーサーズシステムは、2005年3月号のオリンパス「E-300」から(ちょうど4年前!)何機種もこの連載で扱ってきた。デジタル一眼レフカメラのイメージャーサイズで大雑把に分類すると、35mmフルサイズ、APS-Hサイズ、APS-Cサイズ、そしてこのフォーサーズと、4種類。前3つは既存の35mmカメラ用のレンズがそのまま使えるため、ラインナップ的に困ることは無かったが、フォーサーズはレンズも新規から。当時使いたいレンズが無かったり、いろいろ不便だったのを思い出した。 さすがに4年も経つとシステム自体の完成度もあがり、レンズの種類も増え、特殊な感じは全くしなくなった。現在は入門機から上級機まで、カメラ自体のバリエーションも増え、いろいろな人が楽しめる様になっている。個人的には去年、5月号特別編で扱った「E-420」とパンケーキレンズ(ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8)とのコンビ
3週目は、上ブロックが全てISO100、F3.5、1/125~1/200秒。下ブロックは、自然光で撮っている左上と右下のカットはISO400、F3.5、1/125秒。それ以外のストロボを使っているカットは、ISO100、F3.5、1/200秒。レンズはすべて「ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5」だ。ストロボは純正の「FL-50R」。ちょうど上ブロックの右下を撮った12時半あたりから日差しが戻ってきた。 ストロボは3月号同様、後ろに白のカポックを置き、後ろに向けて発光している。このストロボで撮ったカットだけ現像時、彩度を+1に設定した。 ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5のワイド端は11mm、35mm判カメラ換算で22mm相当だ。この画角は、普段仕事で使っているDXフォーマットのニコン「D2X」と24mm、35mm、50mm、85mmといっ
先週、これまで掲載した全カットは、「PENTAX PHOTO Laboratory」の現像パラメータの1つである「シャドー補正」を全てONにしたと書いた。今週中央のグラビアもはじめはそうしていたのだが、このカットに限ってはOFFにした方が絵的に好み。やはりシャドー補正を“ON”にするか“OFF”にするかは、毎回現像時にチェックした方が良さそうだ。これはあくまでも推測なのだが、今回のカットは周りが白っぽく、それなりに光が回っているため、ONにすると不自然なのだろう。実際ONにするとそんな感じの絵になってしまう。 ただこの件も、周りが白ければ全て当てはまるか? と言えば、そうでもなく、上ブロックの白い壁の部屋ではONの方が良かった。他社の現像ソフトでもネーミングこそ違うもののシャドー補正と類似した機能が付いている。これら全てに当てはまるのはONとOFFでの仕上がりの予測が出来ないこと。場合によ
3週目、上ブロック下ブロックともISO400。レンズは「FA 43mm F1.9 Limited」だ。上ブロックに関しては照明(RIFA)を使っている。また撮影時はカスタムイメージを「鮮やか」にしていたものの、現像時に「人物」へ設定しなおした。上ブロックが当日撮影した初めのカット。かなり寒い日でしかも雨。スタジオの中も暖まっていなかったこともあり、まずストーブの近くから撮ることに。ほかの現場でもよくある話だが、冬場の撮影では、写らないギリギリの範囲にストーブが置いてあったりするものだ。 この連載の写真をJPEGからRAW現像に切り替えてからペンタックスのカメラは扱ってなかったこともあり、今回はじめて「PENTAX PHOTO Laboratory」を触ることになった。右がその編集中の画面だ。後ろに見えているのは「PENTAX PHOTO Browser」。シーンにもよるが、JPEG+RAW
2週目カメラの設定は、上ブロック下ブロックともISO400、レンズは上ブロックの上2枚と下ブロック全てが「FA 43mm F1.9 Limited」。上ブロック中央、下2枚は「DA 21mm F3.2 AL Limited」を使っている。丁度筆者が写っている撮影中のカットが上ブロックの左上を撮っている最中のカットだ。これを見ればわかると思うが、43mmとはいえ、APS-Cサイズのイメージャーだと、結構離れないとこのサイズに被写体が収まらない。この踊り場はそれなりに狭く、移動できる距離が限られるため、上ブロック中央と下2枚は21mmを使わないと、こんな感じに被写体が収まりきらなくなる。 PENTAX Photo Laboratoryの現像パラメーターで、1週目と違うのは画像仕上げ(カメラ本体では「カスタムイメージ」)だ。1週目は「鮮やか」を使ったが、2週目は「人物」にしている。「鮮やか」は名
2月号は、清乃ちゃんとペンタックス「K-m」の登場。撮影日は久々の大荒れ。早朝から雨風が酷く、スタジオへ着く間にほぼ全身ずぶ濡れ状態だった。ここのところ明るい写真が続いていただけに残念だ。ただそれでもまだ運が良かったのは、昼過ぎから薄い影が出る程度に天気が回復。1週目はそのカットからお届けする。 K-mの主な仕様は、有効画素数約1,020万画素の23.5×15.7mmサイズCCD搭載、最大記録画素数3,872×2,592ピクセル、ISOAUTO/ISO100~3200、バッテリーは単3型電池4本 、メディアはSDHC/SDメモリーカード、2型の約23万ドット液晶……など。ボディ内蔵手ブレ補正機能、ダストリダクション、ダストアラート機能を搭載、約122.5×91.5×67.5mm(突起部を除く)で約525g(本体のみ)と小型軽量。ペンタックスのデジタル一眼レフ入門機となる。また現在CMOSセ
無線LAN機能は、「かんたんアップロード」と「フリーURLアクセス」の2つを搭載。 簡単アップロードでは、ソニーが運営する専用ポータルサイトを経由してコンテンツ共有サイトに画像や動画をアップロードできる。対応サービスは「Picasa」、「mixi」、「eyeVio」、「YouTube」、「Dailymotion」の5つ。カメラ本体の無線LANボタンを押し、アクセスポイントに接続すると、専用ポータルサイトが表示される。そこからアップロードしたいサービスを選択してファイルを転送する。 コンテンツ共有サイトへのログインはタッチパネルによるソフトウェアキーボードで行なう(初回のみ)。その後、アップロードしたい画像を選択する。1ファイルにつき100MBまでのファイルをアップロードできる。事前にメールアドレスを入力することで、アップロード通知メールを送信することも可能。ポータルサイトからユーザーが保存
ニコンの薄型スタイリッシュコンパクトデジタルカメラ「Sシリーズ」の最新モデルが「COOLPIX S60」だ。従来モデル「COOLPIX S52」のスタイルを引き継ぎ、ウェーブサーフェスデザインという独自の外観を持つ。ニコンのコンパクトデジタルカメラのなかでも、お洒落路線の筆頭といえそう。 ボディカラーには、ロイヤルピンクやワインレッドなど女性が好みそうなカラーを揃えている。リッチゴールドもコンパクトデジタルカメラでは珍しい色だ。 さて、COOLPIX S60の特徴はなんと言っても、タッチパネル式液晶モニターを搭載したことだ。ニコンでは、1997年にタッチパネル式のデジタルカメラ「COOLPIX 300」を発売している。手書きメモ機能や音声メモ機能が特徴で、どちらかというとビジネス向けの機種だった。今回のCOOLPIX S60は、タッチパネル機の復活といえる。 タッチパネルは液晶モニターを見
アドビのフォトレタッチソフト「Photoshop CS4」は、64bit版Windows Vistaへの対応(64bit版Macには非対応)に加え、画像の処理にGPUを使用するようになり、パフォーマンスが向上。巨大な画像を処理する際にも快適に作業できるとしている。 今回はアドビから提供を受けたゴールデンマスター版のPhotoshop CS4ならびにRAW現像プラグインの「Camera RAW 5」と付属ソフト「Bridge CS4」の新機能を中心に紹介する。 なお、レビューに使用したPCの構成は、Windows XP Professional SP3(32bit)、Core 2 Quad Q9450、メモリ4GB、NVIDIA GeForce 8600GT、SATA500GBのデスクトップPC。 ■ 非破壊の各種レタッチ機能 画像の表示は標準ではタブ形式になったが、従来のようにウィンドウ化
今月はフォトキナの関係から、いろいろなカメラやレンズが数多く発表された。中でも筆者的に気になるのは「AF-S NIKKOR 50mm F 1.4 G」だろうか。50mmはDXフォーマットでもFXフォーマットでもかなり使用頻度が高いレンズだ。今回も使っている「Ai AF Nikkor 50mm F1.4」との差がどの程度か非常に興味のあるところだ。できれば24mm F2.8、35mm F2もこのタイプが欲しいと思う。 中央の写真は、FXフォーマットでないと撮れないカットだ。というのも、DXフォーマットで50mmを付けると、カメラマンはもっと後ろに下がる必要がある。だが後は壁。下がりたくとも下がれないのだ。従って35mmで撮ることになり、同じような構図に被写体を収め、絞りをF3.2にしても、あがりは違った感じになってしまう。同じスタジオを何回も使っていると、日のまわり具合などの都合から、撮る時
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