(撮影:小澤健祐) 子供の頃からの夢「ドラえもんをつくる」ために、神経科学や認知科学を武器に本気で最新のAI開発に取り組む、新進気鋭の研究者である大澤正彦氏。 単なるロボットとしてではなく、人とのかかわりや人間がもつ感情や心に注目し、「人間」を徹底的に研究し、最新のAIやHAIをもとに、各分野のエキスパートや仲間の力を借りて、「ミニドラ」づくりに取り組んでいる。 本稿では、そんな大澤氏の著書『ドラえもんを本気でつくる』より、ミニドラ完成に欠かせないAIに対する誤解や、実務者と技術者の相互不理解を解消するための方法に言及した一節を紹介する。 ※本稿は大澤正彦著『ドラえもんを本気でつくる』(PHP新書)より一部抜粋・編集したものです。 知らないのに「AIに仕事を奪われる」と危惧する人々 AIに奪われる代表的な職業として、よく会計士があげられます。ほんとうに会計士の仕事はなくなるのでしょうか。