バナナなどのフルーツが大好きで、暑い季節になるとたかっているヤツら。小さいけれど、数が多くなるとうっとうしいですよね…。すごい勢いで繁殖していってしまう、私たちがよくコバエと呼んでいるあの小さい虫、いったい何者なんでしょうか? コバエじゃないなら、いったい何者? 私たちがコバエと呼んでいるのは小さなハエの総称であって、実は「コバエ」という名の虫は存在しません。あなたがキッチンで見かけるほとんどは、おそらくショウジョウバエで、それだけでも世界中で2500種以上、日本国内でも約260種の生息が確認されています。 体長2mm程のこの虫は、網戸の小さな網目もすり抜けやってきて、気付いたときにはコバエが大量発生していることも…。というのも、成虫になるまでに約10日、成虫になってから1~3日で産卵が可能。2週間~1ヵ月程度の生存期間中に500個もの卵を産む、驚異的な繁殖力の持ち主なのです。 主に日本の