食生活の豊かな日本で、数十年にわたりずっと不足している栄養素があります。それはカルシウムです。日本人のカルシウム推奨量は、尿中排泄を考慮して、1日あたり18~29歳男性で789㎎、30~49歳男性で738㎎、50?64歳以上の男性で737㎎、18?64歳の女性で661?667㎎とされています。(*1) ところが「国民栄養調査」ではいつもこの数値に達せず、平成30年(2018年)の調査でも平均摂取量は505mg(男性514mg、女性497mg)にすぎません(グラフ参照)。20代は417mg、30代は439mg、40代は437mg、50代は479mgと、若い世代ほど不足傾向にあります。20代の女性に至っては、わずか384 mgです。 諸外国では摂取目標量を1,000mg以上に設定している国も多く、日本ではそれよりもはるかに低い目標量でさえ満たしていないわけですから、かなり深刻なカルシウム不足だ
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