米Mozillaは現地時間2012年5月9日、米Microsoftが次期OS「Windows 8」のARM版である「Windows RT」から他社製Webブラウザーの締め出しを図っているとする批判を公式ブログに掲載した。ユーザーの選択肢を尊重する自社の原則に徹してほしいとMicrosoftに呼びかけている。 Windows 8では従来のデスクトップスタイルと新しい「Metro」スタイルの2種類の環境が用意される。Mozillaによると、Windows RTの従来スタイルではMicrosoftの「Internet Explorer(IE)」以外のブラウザーの動作を許可していない。つまりブラウザーの速度、安定性、セキュリティにおいて重要となる高度なOS機能の多くにアクセスできるのはIEのみということになり、他社製ブラウザーは事実上、Windows RTから閉め出されることになると、Mozill
ARM版のWindows 8が登場すれば、社内PCからタブレット端末まで一元管理でき、管理コストを下げられるのでは―。こうしたシステム管理者の考えは、期待はずれに終わるかもしれない。 米マイクロソフトは2012年4月、Windows 8のエディション構成を発表した。まずx86版は、基本構成の「Windows 8」、法人向け機能を加えた上位版「Windows 8 Pro」、ソフトウエアアシュアランス(SA)契約を結んだ企業向け最上位版「Windows 8 Enterprise」の3種類だ。 一方、タブレット端末が中心になるとされるARM搭載端末向けは「Windows RT」一種類のみで、法人向けの機能は含まない。Active Directoryやグループポリシーといった、これまで法人版で対応していた管理機能は、ARM搭載端末では使えないことになる。仮想化ソフト「Hyper-V」など法人版で搭
デスクトップ仮想化は、Windows RTにおけるレガシーまたはサードパーティーアプリケーションの利用の問題を克服するのに役立つ。 「ARM版Windows 8」あるいは「Windows on ARM(WOA)」などと呼ばれてきた「Windows RT」は、米AppleのiPadに挑む米Microsoftが新たに投入する本格的なタブレット専用OSだ。この新OSの登場はタブレットユーザーにとって、OSの選択肢が増えることを意味する。しかしWindows RTタブレットはアプリケーションサポートに制限があり、このことが普及の妨げになりかねない。 関連記事 Windows 8タブレットが成功しない2つの理由 ARM版Windows 8モバイル端末のメリットとデメリット ARM版Windows 8で見えてきたMetroの実態 不透明なWindows 8のPC版とARM版の互換性──アプリは作り直し
米Microsoftは現地時間2012年4月20日、次期OS「Windows 8」のARM版である「Windows RT」の業務利用向け管理機能について説明した。クラウド上のシステム管理基盤を利用してWindows RT搭載デバイスへ企業が業務アプリケーションを導入できるように、管理クライアント機能を組み込む。 Windows RTは、米NVIDIAや米Qualcomm、米Texas Instruments(TI)のARMプロセッサを搭載した小型ノートパソコンやタブレット端末向けのOSで、以前は「Windows on ARM(WOA)」と呼んでいた。一般消費者の利用に焦点を絞っているため、アプリケーションの利用や管理面において制約が大きい。 しかし現在、個人所有の端末を業務で利用する「BYOD(Bring Your Own Device)」が拡大傾向にあり、一般消費者向けデバイスに、業務ア
Windows 8のスタート画面。Metroと呼ぶユーザーインタフェースでタイル上にプログラムなどのメニューが並ぶ 米Microsoftは2012年4月16日(米国時間)、開発中の次世代クライアントOS「Windows 8」の正式名称とエディション構成を発表した。これまで、開発コード名としていた「Windows 8」をそのまま正式名称として採用。Windows 7ではStarter/Home Basic/Home Premium/Professional/Ultimateと分かれていたエディションは、「Windows 8」と「Windows 8 Pro」の2つに整理する。新たに提供されるARM向けの「Windows RT」を含め、全部で3エディション構成になる。 Windows 8 ProはWindows 8の上位エディションとなり、Windows 8ではWindows 8 Proの一部の
「Windows 8」のリリースまでの視界が開けてきた今、大手デバイスメーカー各社はMicrosoftを先頭に、大きな盛り上がりを見せるAppleのパーティーに押しかけることが予想される。 「Android」はどこへ向かうのだろうか。これまでのところ、止まるところを知らない「iPad」のお祭り騒ぎに割って入る寸前までいったAndroidタブレットのサプライヤーは、Amazonだけである。 なんとも皮肉なことだ。Amazonはハードウェアを本業とする企業ではない。そして、MotorolaやDell、ソニー、東芝、サムスン、ASUSTeK Computerといった企業とは明らかに大きく異なる。これらの企業はすべて、iPadに取って代わるような大ヒットのAndroidタブレットを生み出すことができていない(サムスンとASUSはある程度の成功を収めてきたが、数字でiPadに肩を並べる製品は1つもな
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