ただし中国はEUにとっても「お得意様」であり、強く出ることは難しいだろう さて、現在世界中にて大きな脅威となっているのが「割安な中国のEV」。 簡単に言えば「中国のEVが安すぎて既存自動車メーカーのEVが全く売れない」ということですが、この問題に対処すべくEUが調査を開始したというのは既報の通り。 そして今回ドイツにて発表された報告書によると、BYDは2022年だけで中国から22億6000万ドルの直接補助金を受け取っており、これによって”不当な優位性を獲得している可能性がある”とのこと。
![BYDは中国政府から直接補助金として3480億円を受け取っていた。これは収益の3.5%に相当し、さらに間接補助金も。どうりでEVを安く作ることができるわけである](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8ef926b65896d32e7339dd744291988ba5fa518e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fintensive911.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F02%2FBYD2.png)
すでに生き残りをかけた熾烈な競争が始まっている さて、中国にてPHEVの値下げ競争が激化し、もはや「ガソリン車よりも安く売られ、人気を博している」との報道。 これについては中国ならではの特殊要因がありそうですが、まず消費者側の事情としては「現在、中国の景気先行き不透明感が強まり、安価なクルマを求める人が増えたこと」。 ガソリン車よりもPHEVが安価なのであれば、そちらを選ばない理由はなく、しかしこれに加え、現在中国ではNEV(BEV、PHEV、FCV)に対する補助や税制優遇が手厚く、よってクルマを購入する際には(同じ価格であったとしても)ガソリン車ではなくNEVを選ぼうというユーザーが多い、という背景もあるもよう。 加えて、中国では「ナンバープレートを取得することが非常に難しい(多額の金銭が必要であったり、倍率の高い抽選に挑戦する必要がある)」という実情があり、これはガソリン車だといっそう
テスラのクルマは外観が変わらずとも、その内容は大きく進歩している さて、トヨタのエンジニアがテスラ・モデルYを分解したところ「まるで芸術品のような高度な技術が使用されている・・・」と驚愕したというニュース。 トヨタは世界一の販売台数を誇る自動車メーカーではありますが、ことEVに関しては「弱い」と断じて良く、2022年に販売したバッテリー式電気自動車(BEV)の数はわずか24,466台にとどまります。 これは同じ期間にトヨタが販売したハイブリッドカーの260万台、そしてテスラの130万台とには遠く及ばない数字であり、しかしトヨタは社長を佐藤恒治氏へと交代させることによってこの遅れを挽回しようという姿勢を見せていますね。※EV展開を加速させ、2026年までにBEV専用アーキテクチャを立ち上げてEV戦略を刷新するという戦略を発表している
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く