「図書館キャラクターグランプリ」受賞者にインタビュー 2015年11月10日から12日まで開催された第17回図書館総合展において全国の頑張っている図書館キャラクターを顕彰しようという趣旨のもと,「図書館キャラクターグランプリ」が初めて開催されました。 見た目が入館者をひきつけるキャラクターを讃える「見た目で勝負部門」 図書館内でめざましく機能を発揮しているキャラクターを讃える「館の働き者部門」図書館の所属ではないものの,図書館界に貢献しているキャラクターを讃える「図書館サポート部門」 の3部門が設けられ,会場ではプレゼンテーションや来場者による投票が行われ,活況を呈しました。『カレントアウェアネス-E』事務局では,142組の中から選ばれたグランプリ受賞者3名(お茶の水女子大学附属図書館のしほりちゃん(見た目で勝負部門),筑波大学附属図書館のがまじゃんぱー(館の働き者部門),株式会社ブレイ
2015年11月19日、筑波大学は、「筑波大学オープンアクセス方針」を採択しました。 本方針は、同学に在籍する役員及び教員の教育研究成果(成果物)を学内外に無償で提供し、教育研究活動のさらなる発展に寄与するとともに、情報公開の推進と社会に対する説明責任を果たすためのものとされています。 出版社、学会、学内部局等が発行した学術雑誌に掲載された教員の成果物は「筑波大学学術機関リポジトリ」に登録され公開されるものとされ、適用例外や、適用は不遡及であること、また成果物の著作権は同学には移転しないことなどについても示されています。 筑波大学オープンアクセス方針(筑波大学附属図書館) http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/ja/service/repository-oap http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/sites/defaul
2015年10月18日、学校図書館問題研究会が、神戸新聞による村上春樹氏の学校図書館貸出記録の公表に関し見解を公表しています。 これは、作家の村上春樹氏が母校の兵庫県立神戸高等学校図書館で借りた本の図書カード(本についている貸出用のカード)が、2015年10月5日の神戸新聞ネットニュース及び夕刊で公表されたことに関するもので、神戸高校図書館の廃棄図書に残っていた図書カードが、カードに氏名が載っている本人の同意なく神戸新聞に提供されたとのことです。公表されたカードには、村上氏のほかにもその本を借りた当時の生徒の学年、組、氏名、貸出日、返却日が記入されており、それらがはっきりと読み取れる状態の画像が掲載されていたとのことです。 村上春樹氏の学校図書館貸出記録の公表に関し見解を公表しました(学校図書館問題研究会,2015/10/18) http://gakutoken.net/jooxwruc7
2015年9月10日、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が授与する“Library of the Year”の2015年の優秀賞(大賞候補)に選ばれた4つの機関が発表されました。大賞は2015年11月12日に横浜で開催される第17回図書館総合展での最終選考会で決定されます。 優秀賞は以下の4館です。 くまもと森都心プラザ図書館 http://stsplaza.jp/library/ 塩尻市立図書館/えんぱーく https://www.library-shiojiri.jp/ 多治見市図書館 http://www.lib.tajimi.gifu.jp/ B&B http://bookandbeer.com/ Library of the Year 2015 優秀賞の決定および最終選考について(NPO法人知的資源イニシアチブ,2015/9/10) http://www.iri-net.
2015年11月14日、横浜市中央図書館を会場として「ビブリオバトル・シンポジウム2015」が開催されます。ビブリオバトル普及委員会、活字文化推進会議、図書館総合展運営委員会が主催するイベントとなります。 「コミュニティをつくるビブリオバトル」をテーマとして、パネルディスカッションを行うとのことで、パネリストは、「着物でビブリオバトル」主宰の雨宮智花氏、BiblioEi8htの五十嵐孝浩氏、Tokyo Biblioの亀山綾乃氏、安村正也氏 (特殊ジャンル本愛好家)の4名で、コーディネータは三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の吉野英知氏とのことです。 第17回図書館総合展のフォーラムの1つとして開催されるようです。 参加費は無料で、定員は200名程度とのことです。 ビブリオバトル・シンポジウム2015 https://sites.google.com/site/sympo15bib
2015年7月24日、北海道恵庭市立図書館でイベント「本de恋活❤恋の本咲かせましょ」が開催されます。市民有志が図書館を様々な形で活用する試みを進める「図書館開館24時実行委員会」が主催して行うイベントです。 恵庭市及び近郊に居住する、学生以外の、20~30代の独身の人が参加対象で、参加者自身が好きな本1冊を持ち寄り、その本を通じて参加者同士の交流を深めるイベントであるとのことで、参加には申込みと、ケーキ代として350円が必要なようです。 「本de恋活❤恋の本咲かせましょ」参加者募集します! (恵庭市) http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1435112525355/index.html http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1435112525355/files/bosyu.
2015年6月15日付の大学・研究図書館協会(ACRL)のブログで、日本のスマートフォン向けゲームアプリ「ねこあつめ」が一部の米国の図書館員らで流行していることと、その経験から図書館員らが様々な知見を得ている様子が紹介されています。ブログ記事の著者はニューヨーク市立大学クイーンズ校の図書館員であるKelly Blanchat氏です。 「ねこあつめ」はプレイヤーが自身の「家の庭先」に遊びに来たねこを眺める、というコンセプトのゲームです。日本語版のインタフェースしかありませんが、Kelly氏は言語の障壁があるにも関わらず容易に操作を理解でき、楽しめることに着目し、データベースや図書館の情報資源を利用する際に、学生が同じように感じられるようにできないかと考えるようになったとのことです。ブログ記事の中では「ねこあつめ」と図書館のデータベースやチュートリアルが複数の観点から対比されています。 Col
時代は変わり順序も変わる:『図書館学の五法則』再解釈の試み OCLCの研究開発部門であるOCLC Researchが,2014年6月30日,S.R.ランガナタンの『図書館学の五法則』についてのレポート“Reordering Ranganathan: Shifting User Behaviors, Shifting Priorities”を公開した。上級研究員コナウェイ(L.S.Connaway)と准研究員ファニエル(I.M.Faniel)によるこのレポートは,現在の図書館員が最優先とすべき事項の検証を目的に,利用者行動の変化を踏まえ,五法則の順序変更と再解釈を提示したものである。 1931年に示されたランガナタンの五法則は以下のとおりである。 <ランガナタンの五法則> 第一法則:Books are for use.(図書は利用するためのものである。) 第二法則:Every reader
マイクロ・ライブラリー・ライブラリー憲章の制定と今後への期待 2014年も8月29日から三日間にわたり「マイクロ・ライブラリーサミット」が開催され,無事終了した。このサミットは,マイクロ・ライブラリー(私設図書館)の顕在化と,お互いの経験や設立の想いの共有化に意義があると考え,企画,実行しているものである。2013年に開始したもので,今年で2回目となる。 2013年は,15のマイクロ・ライブラリーと2つのユニークな小規模本屋を紹介し(E1468参照),本年は,さらに12の活動事例と2015年度開設予定の注目すべき2つのマイクロ・ライブラリーを紹介した。また,全世界20,000か所で巣箱型の本箱を設置している「Little Free Library」の創設者ボル(Todd Bol)氏を米国よりお招きし,活動をご紹介いただいた(E1603参照)。 サミット等の交流を通じて,マイクロ・ライブラリ
黒板による広報の可能性:京都大学吉田南総合図書館の事例 2013年2月,京都大学吉田南総合図書館では新たな広報手段として閲覧室入口前に黒板を設置した。60×90cm,カフェなどの飲食店でよく見られるものである。イベントの告知やお知らせを中心に,日々のことを綴っている。原則毎日更新し,内容はその日の担当者の裁量で決めている。図書館の風景に変化を持たせるため,全く同じものは再現できないという黒板ならではの良さを活かした広報を行っている。 吉田南総合図書館は,京都大学の歴史に深く関わってきた図書館である。第三高等学校の図書館として設置されて以来,京都大学分校,教養部,大学院人間・環境学研究科・総合人間学部の図書館として利用され今に至る。貴重な蔵書を引き継ぎつつ,幅広い分野の資料を提供している。 現在の主な利用者は,全学共通科目の履修生と吉田南構内関係各部局に所属する学生・教職員であり,圧倒的に学
米国のミシガン大学図書館で、“昼寝ステーション”(Napping Stations)が試験的に導入されているそうです。この昼寝ステーションは、学部学生向けの図書館Shapiro Undergraduate Libraryの1階に設置され、折り畳み式の簡易ベッド、使い捨ての枕カバー、ロッカーなどが用意されているとのことです。また、睡眠障害の学業への悪影響の対策を考慮したもので、睡眠時間は30分までときめられているそうです。 このスペースの導入にあたっては、同大学の学生自治体(Central Student Government:CSG)が支援しており、CSGが教員や同大学の睡眠障害センター(Sleep Disoders Center)の協力を得るなどして実現したものとのことです。 New Napping Station Draws Media Interest(M Library News,
図書館とファブスペース ~ 導入から1年 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下,SFC)では2013年4月,デジタル技術を使ったものづくり(以下,ファブ)を身近に体験できるよう,多くの学生が気軽に利用している場所である図書館(湘南藤沢メディアセンター)に3Dプリンタが利用できるファブスペースを設置した。3Dプリンタは,海外では,米国を中心に公共図書館等のメイカースペースの設置とともに導入が進んでいる(E1378参照)が、日本ではまだ珍しい取組みといえるのではないだろうか。本稿では,SFCの図書館への3Dプリンタ導入とファブスペースの設置から1年を経たところで振り返り,利用状況や新たな展開などについて紹介したい。 導入にあたっての具体的な機種の選定やスペース配置,運用ルールなどのサービス設計は,ファブの活動や研究を行っている環境情報学部田中浩也准教授の協力を得た。実運用の準備はサポートを行う
「本がある」交流広場、まちじゅう図書館 NPO法人オブセリズム:花井裕一郎(はない ゆういちろう) まちじゅう図書館の誕生 創業231年を迎える味噌醸造の老舗「穀平味噌醸造場」。暖簾をくぐると味噌桶や商品が並ぶ店内の奥に100冊の本が並ぶ。 味噌に関する本はもちろん、店主の興味のある宇宙に関する本や小布施町に関する本、晩年小布施に逗留していた葛飾北斎の本、中には貴重な本も並んでいる。 2012年に小布施町で始まった「まちじゅう図書館」の一館である。ご近所の方々はもちろん、小布施町の来訪者も多く来店するこの店に味噌を買い求める人だけではなく、「本棚みせてください」と声を掛けて入店してくる人が増えている。 「まちじゅう図書館」とは、小布施町立図書館まちとしょテラソが開館する際に考えられた、本を通じた交流の場づくりである。1000㎡ほどの小さな図書館では、すぐに本棚はいっぱいになると考えた設計
CA1815 – 図書館共同キャンペーン「震災記録を図書館に」呼びかけ団体における東日本大震災関連資料収集の現状と課題-震災の経験を活かすために- / 永井伸 知の貸し借りの場 : コワーキングから生まれる図書館たち コワーキング協同組合・リブライズ合同会社:河村奨(かわむら つとむ) 本論では、「コワーキング」という比較的新しい働き方について概観し、そこで知の共有がどのように起きているか簡潔に解説する。また、コワーキングの延長として生まれた私設の図書館について紹介し、場の活用という視点から考えを述べる。 1. コワーキングスペース 会社でもなく、学校でもなく、街の中に「知」の貸し借りの場がある。人々はそこに集まって、各々の仕事をし、ときに勉強をして帰っていく。ノートPCを広げて作業する者が多いが、手書きの書類を広げる者、打ち合わせをする者、職種もその内容も様々だ。このように、場を共有す
また、OC向けに図書館独自で作成、配布しているものについても複数選択式で尋ねた。その結果、利用案内・見学案内(OC用)(43館)、チラシ(OC用)(20館)、栞(19館)、展示解説(OC用)(14館)、ブックカバー(8館)、ホームページのニュース(OC用)(6館)、クリアファイル(4館)、うちわ(2館)、ビニールバック(1館)となっている。自由記述欄では、缶バッジ、ポストカード、図書館キャラクターシールなどの回答も寄せられた。この結果から、図書館が主に作成、配布しているものも「見学型」のイベントに対応する配布物が中心となっていることが伺える。 2.OC時の図書館及びイベントの運営 続いてOC時の図書館の開館状況やイベントの運営体制について見ていきたい。 まずOC実施時の図書館の開館状況についてである。OC時に開館した場合、受験生は学生が図書館を使って勉強している様子を見ることでき、大学に入
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