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agoraに関するhiroyukisonodaのブックマーク (60)

  • いまどきの起業について:より良いものを追い求めて

    成功の秘訣は知らないが、失敗するには誰もかもよろこばせようとすればいい。 ビル・コズビー ツイッターでつらつらと呟きを眺めていたら、「調べたらオンライン英会話スクールはもう100社もあるらしい」との呟きを見つけた。それは起業家志望の学生のツイートだった。残念ながらどのような業種でもたいてい100社程度は競合他社は存在する。 起業するのに、何か新しい、誰も挑戦したことがないことをやる必要があると思い込んでいる人達が多すぎる。多くの場合「誰もやったことがない」ことにチャレンジすると、失敗に終わる。なぜならば、誰もそれに手を出さないのは、そこに市場が存在しないからだ。 自分がオンライン英会話業界に参入を決めた時も、すでに100社以上は競業他社が存在していた。では、なぜそれでも参入を決めたかというと、自分のニーズを満たしてくれるスクールは未だ存在していないと思ったからだ。 一昔前までは、「万人に受

    いまどきの起業について:より良いものを追い求めて
  • 震災後の人口減少をどう乗り越えるか

    私は生まれも育ちも神戸である。平成7年の阪神淡路大震災直後、実家への救援物資をかついで神戸入りした。 当時は関東大震災以来の大災害とされた阪神淡路大震災も、マグニチュードは7.3であり、今回と比べると小さい。しかし人口密集地域での直下型であったので狭い範囲に被害が集中、死者は6千人を超え、特に神戸の被害は甚大だった。 皆の無事を確認したのち、思い出深いご近所の景色が一変したのを眺め、呆然とした。震災後も1年に2回、ほぼ規則正しく盆と正月には神戸に帰省し、個人的に「定点観測」を行ってきた。 その定点観測の結論を先に言うと、阪神大震災の場合、人口の減少が復興への最大のボトルネックとなったと考えている。おそらく今回の大震災でも同じ、もしくは人口減少の度合いは神戸よりさらにシビアな可能性もある。 神戸は、災害後の人口減少で経済に何が起こるのか、我々に示してくれている。この経験から学ぶことが重要だ。

    震災後の人口減少をどう乗り越えるか
  • 就職から見る東大の実力 - 鈴木和夫

    今春は大学入試という大学への入口の話題が続いています。京大カンニング事件から明大の2年連続受験者数1位、それと3月10日には東大はじめ、前期日程合格者の発表などがありました。ところで今回は大学の出口部分である就職率について調べました。受験生が今一番、知りたいことだと思います。 東大の2010年就職概況です。初めに、こうした詳細なデータを詳細に集め、公表した大学、就職課の職員の努力は評価できるでしょう。なぜなら、東大と他大学のつじつまが合わない進路先の人数の公表とを比較すると、雲泥の差があるからです。 結論から言いますと、単純に企業の社員になるなら、東大を目指すことは辞めましょう。別の有力大学を目指すほうが、民間会社就職には有利ではないでしょうか。それでは、その理由を書き記してみます。 まず、ここで2010年3月卒の学部、修士、博士に分けて見てみましょう。 大学院進学熱がとても高いのが特色

    就職から見る東大の実力 - 鈴木和夫
  • ソーシャルメディアを駆使するために大事なアナログなこころ

    ツイッター、またFACEBOOKの登場により、ソーシャルメディアマーケティングというものが声高に叫ばれている。だが、果たしてそれらのものがどのようなものかと根的に理解している人が意外と少ないのでは思う。 ソーシャルメディア(ブログ、ツイッター、FACEBOOKなど)をまるで魔法の道具のように勘違いし、それらさえうまく使えば自社製品あるいは自社サービスの売上を飛躍的に向上出来ると思い込んでいる人たちが多い。 製品そのもの、サービスそのものになんらかの価値がなければ、ソーシャルメディアを使っても意味はない。時間と金の無駄だ。 「〇〇キャンペーン中!」というツイートや、あからさまにアフィリエイト目的でブログを書いている人たちを見るにつけ、強くそう思う。 では、どのようにすればツイッターで取り上げられ、ブログに記事を書かれるようになるのかというと、「自分でも購入したい製品」「自分でも受けたいサー

    ソーシャルメディアを駆使するために大事なアナログなこころ
  • FACEBOOKに参加すべき理由 ‐ 矢野悠貴

    先日ポストに入っていたちらしには、カーシェアサービスのスポット(拠点)が近くに出来たことを知らせるものがあった。特に都心で生活する人にとっては、高い駐車場料金、税金、ガソリン代を負担して車を所有するよりも、必要なときだけ時間借りするほうが確かに経済的だろう。 一方で車というのは、『所有』することに価値を感じられる、際たるものの一つではなかったかとも思う。車は、機能・デザイン・価格・ブランドといった様々な要素を持ち合わせており、その車を選択し所有しているということに、自らのアイデンティティが映し出されていた。 時代は、所有することよりも、様々なサービスにアクセス出来ることが大事になる、シェアリングエコノミーという社会へと移りつつある。 当然、カーシェアサービスには、高級車を扱うものが出てくるだろう。必要なときだけ、安価でメルセデスを乗り回すことが出来るのならば、メルセデスを自ら所有しているこ

    FACEBOOKに参加すべき理由 ‐ 矢野悠貴
  • 何が日本の経済成長を止めたのか

    NIRAから、星=カシャップによる「何が日の経済成長を止めたのか?」と題する研究報告書を送っていただいた。要約版は日経新聞にも出たので読んだ人も多いだろうが、もとの論文は現在の日経済の問題点を多くの実証データで分析しているので、政治家や官僚のみなさんにも読んでほしい。 この報告書のポイントは、日の成長率がなぜこんなに急に落ちたのかということだ。日経済が成熟したとか労働人口が減少するとかいう問題は、たしかに成長を減速させる要因ではあるが、上の図のように英米などは一人あたりGDPが増えても成長率はそれほど大きく減少していないのに対して、日は90年代以降、成長率が急激に落ち込んだ。その原因として、彼らは次の3つの要因を指摘する: 90年代の不良債権処理の失敗:バブル崩壊によって実質的に経営の破綻したゾンビ企業を銀行が追い貸しによって延命し、政府がそれを不適切な銀行監督政策で支援した結果

    何が日本の経済成長を止めたのか
  • 人材を劣化させる「就活断層」 - 『くたばれ!就職氷河期』

    くたばれ!就職氷河期 就活格差を乗り越えろ (角川SSC新書) 著者:常見 陽平 角川SSコミュニケーションズ(2010-09-10) 販売元:Amazon.co.jp ★★★★☆ 就活に走り回る学生には、日の労働市場のゆがみが集中的にしわ寄せされている。特に「リクナビ」などの就職サイトが就活を大きく変えた。会社回りには物理的な限界があるが、サイトから応募するのは簡単なので、学生は手当たり次第に有名企業に応募する。その結果、人気企業のエントリー数は5万人以上になり、会社説明会も数千人規模になり、応募のハードルを上げるためにエントリーシートは複雑で膨大になる。 しかし大手企業は、実際には「20校リスト」と呼ばれる有名大学(旧帝大~MARCH)からしか採用したくない。書によれば、都内の私大生がある金融機関のセミナーを予約しようとしたらすべて満席なので、不審に思って別名のアカウントをつくり、

  • ベンチャーとはなにか?....30ミリオンクラブへようこそ  - @ogawakazuhiro

    先日のエントリーで映画『ソーシャル・ネットワーク』を取り上げたところ、たくさんのRTや”いいね!”をいただきました。マーク・ザッカーバーグに話が集中しやすいFacebook(創業者ですからね^^)ですが、その成長に大きな勢いを与えたショーン・パーカーに、これまであまりスポットライトが当たってこなかったことに僕は不満でした。だから、このエントリーでショーンに関心を持つ方が増えたことをうれしく思います。 彼は毀誉褒貶の激しい人ですが、そもそも起業家って、そういうエネルギーを持て余し、さまざまな欲を持っている、もしくはそのことを自覚している人がなるものです。野心、野望をなぜか罪悪視しやすい日人ですが、大望を抱き、それに邁進する姿を礼賛してこそ、社会の活性化につながるんです。 さて、題です。 ベンチャーとはなんでしょう? 中小企業とは何が違うのでしょう? 起業家とはなんでしょう? 自営業を始め

    ベンチャーとはなにか?....30ミリオンクラブへようこそ  - @ogawakazuhiro
  • ダボス会議体験記 (1)

    「ダイスケ、来月のダボス行く?市内にアパート借りたから、シェアできるけど」 昨年末、一通のメールが届いた。差出人は、中国で “Qifang“なる大学生向けローンを扱うP2P(ピア・ツー・ピア)サイトを営む社会起業家のCalvin Chin。アメリカで生まれ育った中国人の彼はイェール大学を卒業後、ウォール街で働いたのち、中国移住して「すべての大学生に教育の機会を与えたい」ということで、学費を求める大学生とローン先を探している個人を結び付ける、このサービスを立ち上げた。ちなみに、”Qifang” とは毛沢東の「Bai Hua Qi Fang」「100の花を咲かせよう」という言葉から来ているそうだ。 僕たちはいわゆる「ダボス会議」を運営する世界経済フォーラム(World Economic Forum、WEF)の若手コミュニティである、ヤング・グローバル・リーダーズ(Young Global L

    ダボス会議体験記 (1)
  • 国に頼らない、会社に頼らない

    過去のしがらみに囚われず日を変革して欲しいと願い民主党に投票した多くの国民が、現政権に失望している。旧態依然とした仕組みを変えられず、世界の中で勝てない日の企業にも、多くの国民が落胆している。しかし筆者はそういう国民の態度こそが閉塞感の原因ではないかと考えている。国が何かをしてくれる、会社が何かをしてくれるという期待は持つべきではない。 我々には幸いにも移住の自由がある。もし日がそこまでダメだと思ったら迷わず他国に移住するべきだ。職業選択の自由もあるし、誰だって会社を作って起業することもできる。旧態依然とした大企業の非効率性を批判するなら、自ら起業したり、ベンチャー企業や外資系企業に転職して、そういった大企業を市場の中の競争で淘汰していけばいいだけの話だ。当にそんなに日の大企業が非効率でダメならば、新規参入者にとっては大きなチャンスになるだろう。そして自らが成功して、日に新しい

    国に頼らない、会社に頼らない
  • 「雇用を増やせ」に関する素朴な疑問

    年末に税制改正大綱を発表するにあたって、菅総理が米倉経団連会長に対して「法人税減税を行うので雇用を増やしてくれ」と依頼をし、これに対して「お約束はできませんが」と苦笑いをされる場面がテレビで何度も放映された。 似た議論で、「企業は内部留保(これはバランスシート上の概念ではなく現預金のことを指しているように思えるが)をため込んでいるんだから、もっと雇用を増やせ」といった主張がなされることもある。 これらを聞くに連れ、疑問に思う。個別企業のキャッシュポジションは、経済全体の雇用量と無関係ではないか。 私の親戚は、高崎の駅前で喫茶店を営んでいる(タンシチューが自慢の「ラ・シーム」という店なので、ぜひ行ってやって欲しい)。伯母がフロアを回り、その夫が厨房に立っている。もしかしたら、アルバイトくらい雇っているかも知れない。しかし、仮に少し税金が少なくなったり、あるいは預金残高が増えたとして、来客が増

    「雇用を増やせ」に関する素朴な疑問
  • テレビの終わりの始まり

    年末年始は、まったくテレビを見なかった。たまに数分つけると、どの局も晴れ着の芸能人が出てきて楽屋落ちで騒いでいる。この極端な白痴化の原因は、広告収入の落ち込みだ。先日ある放送業界のシンポジウムで民放の人々に聞かされたのは、コスト節約圧力の強さだった。「数字を取るのは簡単なんですよ」と、あるディレクターは言った。「プライドを捨てればいいんだから」。 テレビの視聴者は1000万人単位なので、何が受けるかは出す側にはわからない。こういう場合、なるべくレベルの低い視聴者をねらうのがコツだ。NHKの場合は、池上彰さんのように超初歩的なことから解説する。民放もそれに気づいたらしく、この年末年始は池上さんが引っ張りだこだった。彼が悪いといっているのではない。テレビの平均視聴者は「こどもニュース」ぐらいなのだ。 民放の場合は、日テレビの土屋敏男さんのいうように「馬鹿にどう見せるか」を考える。コストを節約

    テレビの終わりの始まり
  • モビリティの年

    今年は、私にとっては「モビリティの年」だった。ささやかな電子出版事業を始めてiPadを買い、を「自炊」して家庭争議の原因だった書庫を整理し、iPadに入れて読むと、移動中でも時間を持て余すことがない。机に座ってデスクトップPCを使うのは仕事のときだけで、リビングルームではウェブもソファで見るようになった。これからのコンピュータは、孫正義氏の iPhoneを使うようになって、インターネットに接続する時間が3~5倍に増えたが、PCを使ってインターネットに接続するケースは1/10に減った。そう考えると、光ファイバーは必要なのか。むしろ少し遅れた人が光ファイバーを使っているのではないか。 という予想どおりになるだろう。その彼が必要もない光ファイバーを強制的に全世帯に敷設しようと主張したのは、今年最大のジョークとして忘れよう。 経済的な意味でも、労働のモビリティ(流動性)がこれまでになく重要に

    モビリティの年
  • Twitterの潜在力

    Twitterというものの潜在力は、どうも思っていたように大きそうです。それと言うのも、Twitterの使われ方が多方向に拡散していて、その意義を固定的に定義することも難しくなりつつあるように思えるからです。 Twitterの「拡散」は、「使われ方」だけでなく、「利用者数の急速な増加」という形でも顕著です。しかもその拡散は全世界に及んでおり、使われている言語も多彩、英語は既に30%をきったとも言われています。 今年の8月1日の時点で、全世界でのTweet総数が遂に200億回に達したというニュースがありました。この200億回目のTweetを行ったのは、奇しくも日人だった由ですが、それもその筈、この時点で既に日人の利用者数は米国人を超えていたとの事です。しかし、その後はブラジルやインドネシアでの利用者の増加が著しく、現時点ではこの両国が、それぞれ利用者数で第1位、第2位を占めているとのこと

    Twitterの潜在力
  • 起業の要諦ートラフィックエンジンとマネタイズエンジンの作り方 - @ogawakazuhiro

    インターネットビジネスに限らず、ほぼすべての事業に共通して考えねばならないことは、自分や自分たちの製品・サービスに対する関心を作り上げ、それを自分が求める形に集約すること、そしてそのトラフィックをいかに効率よくお金にすること、です。 前者の手法をトラフィックエンジン、後者をマネタイズエンジンと僕は呼んでいます。 トラフィックとは、ネット事業であればPV(ページビュー)やUU(ユニークユーザー)を増やすことであるし、百貨店であれば訪れる客数をあげることです。マネタイズとは、それらのトラフィックを換金する方法です。 つまり、トラフィックエンジンとマネタイズエンジンの両方を作ることが、大事なわけです。仕事をするときには、いまやっている仕事がトラフィックエンジンとマネタイズエンジンのどちらに関わることなのかを意識する必要があります。日々の仕事はどちらかのエンジンにガソリンやオイルを供給することなの

    起業の要諦ートラフィックエンジンとマネタイズエンジンの作り方 - @ogawakazuhiro
  • ソーシャルメディアからビジネスへ - 『シェア』

    シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略 著者:レイチェル・ボッツマン 日放送出版協会(2010-12-16) ★★★☆☆ 書の原題は”What’s Mine Is Yours”だが、邦題はベストセラーになったFREEの二匹目のどじょうをねらったものだろう。内容もよく似ており、MacroWikinomicsとも共通点がある。要するに、ネット上のコラボレーションで資源を共有することで新しいビジネスが生まれるという話だ。 中身は、この種のビジネス書によくあるカタログで、実にさまざまな「共有」型のベンチャーが出てくる。よく知られているのはFacebookなどのSNSだが、それ以外にも自転車をシェアするビジネスや古いおもちゃを再利用するビジネスなど、資源を共有することで効率よく利用するサービスがたくさん列挙されている。その特徴は、コラボレーションがソーシャルメディアで行なわれていることだ。

    ソーシャルメディアからビジネスへ - 『シェア』
  • 「大卒」という資格の幻想 - 松岡 祐紀

    池田先生のエントリーである「大学生が多すぎる」という指摘は全くその通りだと思うが、ではなぜ大学生が多すぎるのか考えたい。最大の要因は「いい大学、いい会社に入る」ことが「ローリスク、ハイリターン」な選択であり、人々がこぞってそれを目指したからである。大企業に入りさえすれば、一生安泰という時代が続き、人々の価値観もそれにしばらく固定化され、それ以外の選択肢にあまり魅力を感じなくなってしまった。 そして、2007年頃から大学全入時代に入り、大学に行くことだけで「資格」とならなくなった今、それに気づかず身分不相応な大企業に未だに応募し続けている学生が、現在の就職難という事態を引き起こしているのではないだろうか? 企業側が新卒の募集要領に「大卒」と明記すれば、それはすなわち「誰でも知っている一流大学の卒業者に限る」ということであり、地方の無名大学出身者など初めから相手にしていない。この事実に気付いて

    「大卒」という資格の幻想 - 松岡 祐紀
  • まず5年後、10年後の日本のあるべき姿をイメージする。そして、その日本に必要とされるような人材となることを目指す。

    まず5年後、10年後の日のあるべき姿をイメージする。そして、その日に必要とされるような人材となることを目指す。 私の以前のアゴラ・エントリー、「明治維新が二度と起らない理由」が、最近思いがけずアクセス数を伸ばしておりました。 「こはいかに?」と思っておりましたら、ネットセレブな方々が再度ツイッターで取り上げてくださったことが原因らしい。ありがとうございます。 おかげさまで色々とフィードバックをいただき、それを興味深く読ませていただきました。 おおむね論調に同意してくれている方々が大半という印象でしたが、「想定の範囲内」程度に、あからさまに私を「バカ」呼ばわりされている方々も散見され、なかなか楽しいツイッター風景でした。 しかし中には看過できない反対論調もありましたので、ここでそれを取り上げたいと思います。 私が書いた、 ...「日」という殻にとじこもり、 「私の雇用を守ってくれ、賃金

  • 大学生が多すぎる

    今週のお題は「就職」。身近で切実な問題なので、たくさん投稿が来ていますが、私はあえて問題提起として、常識とは逆の話をしたいと思います。 大卒の就職内定率が6割を切った原因は、求人倍率が低いからではありません。リクルートワークス研究所の調査によれば、2011年大卒の求人倍率は1.28で、前年より減ったものの、依然として需要超過です。この調査が始まった1987年以降で倍率が1以下になったのは、2000年だけです。ではなぜ4割の学生が就職できないのでしょうか? それは彼らが選り好みしているからです。規模別にみると、図のように従業員5000人以上の大企業は0.47倍なのに300人未満の中小企業は4.41倍で、新卒に関する限り問題は絶対的な求人不足ではなく、需給のミスマッチです。中小企業(特に流通・外)は慢性的に人手不足ですが、大学生は行きたがらない。それは、彼らが大学に進学したのは大企業のホワイ

    大学生が多すぎる
  • 内定をくれない企業を恨む前に

    就職がまだ決まってない大学四年生は全体の43%にも及ぶそうです。先日はそうした学生がデモ行進をしているニュースを見ました。しかし、いや、ちょっとまて、といいたい気分が僕にはあります。 話が変わりますが、最近、AppleTVを使って、いまさらながら「プラダを着た悪魔」を観ました。 主人公の女性は大学を卒業し、ジャーナリストを目指しますが、たまたま高級ファッション誌のカリスマ女性編集長のアシスタントの職を得ます。彼女は仕事仕事だからと、わがままな編集長の言うことを必死にこなしますが、ファンションに興味がないので、ベルトの微妙な色の違いであーだこーだと言っている連中をみて失笑したりしてしまいます。 そんなおり、どうしてもかなえられない難題を前に、ついにキレてしまう彼女は、なんでこんなにがんばっているのに認めてくれないんだ?と同僚に愚痴をぶちまけますが、意外にもその同僚に「いや、君はがんばってな

    内定をくれない企業を恨む前に