いささか旧聞となるが、東日本大震災当日の東京近辺の人の流れを可視化した動画を東京大学空間情報科学研究センターの「人の流れプロジェクト」が公開している(人の流れプロジェクト - 可視化例)。 携帯電話のGPSデータをもとに秘匿処理を行ったゼンリンデータコムの「混雑統計」データを使用しており、主な位置情報はNTTドコモのオートGPS機能で測位されたものだという。早朝から色々な方向に移動している光点が通勤時間帯になると密度を増してゆき、震災発生の14時46分にそれがほとんど止まってしまうさま、そこから徐々に復旧して行くさまが見てとれる。 タレコミ子は当時ドコモの携帯を持っており、深夜に電車で川崎から東京の行ける所まで戻ってあとは歩いて帰宅したのだが、自分もこの動画の中のどれかの光点だったのかと思うと感慨深いものがある。皆さんはこの動画を見てどう思われただろうか。