アップルのタブレット端末「iPad」を教育現場に導入する動きが拡大している。個人が電子書籍やゲーム、映像などを楽しむだけでなく、教科書代わりの「電子教科書」やアプリ開発のための教材などに使われ始めた。学習効率を上げるITツールとして教員の期待も高まっているようだ。 iPadは、同社のスマートフォン「iPhone」の画面を大きくして、より性能を高めたタブレット端末だ。9.7型とネットブック並みのディスプレイを備え、Wi-Fiもしくは3G回線を使って通信する。iPhoneと同じように、アプリ配信サービス「App Store」から様々なアプリをダウンロードして使える。発売開始から約3カ月で327万台を出荷したが、国内では潤沢に流通しているとは言えない。一部モデルは予約待ちの状態が続いている。7月23日からはオーストリア、ベルギー、香港、アイルランド、ルクセンブルク、メキシコ、オランダ、ニュージー