2013年3月5日(火曜)2013年3月12日(火曜) 2013年4月18日(木曜)2013年4月25日(木曜) 放送内容 20階建て、およそ4500世帯が暮らす広島市の中心部、基町地区の公営住宅。その一角にある商店街に、モップや雑巾など掃除道具と、ちびたクレヨンや絵筆などの画材がびっしり並ぶ一室があります。そこは商店街を30年間一人で掃除してきた清掃員の作業場、そして彼のアトリエです。 画家・ガタロさん(63歳)。毎朝、午前4時からゴミを集め、トイレを磨き、アーケードを掃きます。一段落すると、拾ってきたクレヨンや鉛筆を使って絵を描き始めるのです。描くのは、モップや雑巾などの掃除道具。それは、人が一度捨てたものたちです。どんなに汚れても文句一つ言わず、周囲を磨く道具の姿に、ガタロさんは美しさを感じ、自分もそんなふうに生きたいと考えています。 これまで描いてきた清掃道具の絵はおよそ300枚。
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