ADHD(注意欠陥多動性障害)が日本でも注目されるようになってきたが、今日のロイターヘルスに、子供のADHD改善について、興味深い研究が紹介されていた。ある意味で、常識的なことかもしれないのだが、緑のある自然に触れることで子供のADHDが改善されるというのだ。 記事と研究の紹介の前に、ADHDについては、東京都福祉保健局の解説(参照)を参考に少し補足しておこう。 ADHD(attention-deficit hyperactivity disorder)は、注意欠陥/多動性障害と訳されるように、注意力の障害と多動・衝動性を特徴とする行動障害だ。一般的な症状としては、注意障害(注意が持続できない、必要なものをなくす)、多動性 (じっとしていない、しゃべりすぎる、手足をそわそわ動かす、離席が多い)、衝動性(質問が終わらないうちに答えてしまう、順番を待つことが苦手、他人にちょっかいを出す、などが