7月27日、「デジタル教科書教材協議会(DiTT)」設立シンポジウムが東京・明治記念館で行われた。同協議会は、およそ2,000万人にのぼるすべての小中学生と教師に対してデジタル教科書を提供し、教育による国力向上を目的とする。 デジタル教科書教材協議会の参加会員。年会費は幹事会員が100万円、一般会員が24万円 デジタル教科書教材協議会は、7名の発起人を中心に5月から設立準備が進められてきたが、会長には三菱総合研究所理事で元東京大学総長の小宮山宏氏が就任し、副会長には立命館大学教育開発推進機構教授の陰山英男氏、東京学芸大学客員教授の藤原和博氏、慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授の中村伊知哉氏の3名が就く。また、総務省、文部科学省など政府からのオブザーバー参加を仰いでいる。 活動内容として、「デジタル教科書教材に関する課題整理・実証実験・普及啓発・政策提言などを行う」(DiTT)ことを掲げ